過払い金

ブラックリスト(信用情報)に載ってもクレジットカードを作れる方法

クレジットカードというのは、カード会社がその人に返済能力があると判断をすれば審査をパスすることができます。

審査で重視されるのは安定した収入、きちんと返済をする信用力、何かトラブルがあったときに連絡できる住所や電話番号があるかどうかです。

クレジットカードの審査はネット上で行われて、簡単に作れるイメージがありますが、それでも審査に落ちることはあります。

審査に落ちる主な原因としては、支払い能力をすでに超えていることや、過去に何度も支払いが遅れてしまったことなどがあります。

ブラックリストに載るということは、過去に61日以上お金の支払いをしなかった、もしくは、借金を返せなくなって債務整理をしたのかどちらかだと思われます。

ブラックリストに載っている人は信用力が著しく低下しているので、信用力を高める努力と、クレジットカードを作れる会社を見つけることが重要になります。

クレジットカード審査で重視される項目

審査のときに重視されるのは、お金を稼ぐ能力、約束を守ってお金を返済日にしっかり返す信頼性、もともと所有している預金や不動産などの資産があります。

審査の基準に関しては公表されていませんが、多くのクレジットカード会社が一番重要視しているのが、収入の安定性や年齢だとされています。

クレジットカードは審査をするときに、スコアリングシステムを採用していて、スコアが高い人は信用力が高いとされて、限度額も高く設定されます。

しかし信用力が低く、スコアが低いとコンピューターが判断した場合には、審査をパスすることができなくなります。

スコアリングシステムはコンピューターによって、自動的に個人の信用力を判断する仕組みなので、クレジットカードを発行するための基準に達しなければ自動的に審査に落ちることになります。

審査に落ちるのはなぜか?

クレジットカードの審査は、現在の状況(収入、借金)と過去の債務や支払い履歴を重視しています。

過去の支払い履歴がわからないという人は、CICやJICCなどの信用情報機関に情報開示の申請をすれば知ることができます。

情報開示をすると「クレヒス」と呼ばれる信用履歴を見ることができますが、ここに$マーク以外のアルファベットが並んでいると返済に不安があるとして、審査に落とされることになります。

しかしクレヒスは24ヶ月分のデータしか保有されないので、2年間返済日を守って、完璧に入金していれば、信用履歴をきれいにすることができます。

返済期日を守れなくて、自分はブラックリスト入りしていると勝手に思い込んでいる人も多いので、不安がある人は情報を開示して、「異動」情報などを確認してみる必要があります。

クレヒスに問題がなく、異動情報もないにもかかわらずカードの審査にパスできない人は、収入や現在の借金総額などの情報をもう一度整理してみると原因がわかるかもしれません。

ブラックリスト入りしてる人はどうすれば良いのか

どの信用情報機関でも61日以上の延滞をすると「異動」マークが表示されて、ブラックリスト入りしてしまいます。

このデータは5年間保有されるので、延滞をしてから少なくとも5年間はブラックリスト扱いを受けるということです。

クレジットカード会社は必ず信用情報機関のデータを参考にするので、61日以上の延滞をした事実は5年間は審査に影響を及ぼします。

ブラックリストに異動マークが付いたばかりの状態では、支払い能力が著しく低いとみなされるので、クレジットカードの審査にパスすることはほぼ不可能だといえます。

しかし信用情報機関のデータは参考にするだけなので、ブラックリスト入りしていても、2年~3年経ち状況が好転していれば、クレジットカードが作れる信販会社や消費者金融はあります。

クレジットカードを発行しているのは、消費者金融、信販会社、銀行などがありますが、これらの金融機関の中には、リスクが多少高い人でも積極的に融資をする会社も存在しています。

ブラックリスト入りしている人は、過去の返済状況よりも現在の収入の安定などを重視する金融機関で新規カードの審査を受けてみることをおすすめします。

クレジットカードを作れない人におすすめテクニック

ブラックリストに載った人がクレジットカードを作るために最低限必要なことは、働いて、収入を安定させること、そしてクレヒスと呼ばれる信用履歴をクリアにすることです。

ブラックリストに載っている人は借金の返済に問題があった人でもあるので、信用力は最低になっています。

信用力が最低の状態でもお金を借りられる消費者金融を探すのは非常に難しいので、どうしても借りられないこともあります。

そのような時にはデビットカードを作ってみることをおすすめします。デビットカードはクレジットカードとは違い銀行口座と連動しているので、銀行口座に預金があれば審査無しでカードを作れる銀行もあります。

デビットカードを利用して買い物をすると、即座に銀行口座からお金が引き落とされるので、預金残高が残っていれば使い続けることができます。

気をつけたいのが、銀行口座の残高が不足した場合で、不足してしまうとメールや電話で連絡が来て、それでも支払えない場合は、利用できなくなります。

また残高不足でお金を支払えない状態が続くと、未清算金に遅延金をプラスして支払うことになります。

最後の砦のデビットカードすら満足に利用できなくなると、買い物が現金に限られることになります。

デビットカードもダメなときは現金しかないのか

銀行口座にお金もない状態でブラックリスト入りの人が確実にクレジットカードを作る方法はたった一つだけあります。

それはインターネット専用のVisaプリペイドカードで他の信販会社などでも同様に販売されています。

このカードはクレジットカードと同じですが、ネット上の加盟店でのみ利用できるという点が通常のカードと異なります。

申し込むことができるのは、日本国内在住の18歳以上の人で、審査はありません。ネット上で簡単な登録をするだけで利用可能になるので、ブラックリスト入りしている人でも、ネットの買い物に利用することができます。

クレジットカードとの違いは、審査が不要なこと、本名を使用しなくても良いこと、カード情報のみで、カード本体はないということです。

気になる限度額は1万円のカードを10枚まで同時に持つことができるので、10万円になります。

クレジットカードは与信額の範囲内なので、50万円や100万円が限度額ですが、最高10万円と低く抑えられているので高額な買い物ができないというデメリットがあります。

ブラックリストに載っている人がクレジットカードを作るには、ブラックリストOKの信販会社や消費者金融などの審査を受けることが先決です。

しかし審査にパスするための条件をクリアしないとお金を融資してもらえないので、無理ならば、しっかりと働いて、銀行口座に預金をして、デビットカードを作ります。

デビットカードで未清算金が発生して、遅延金が徴収されることになったら、ネット上だけで利用できるVプリカなどの利用をするか、現金払いのみで、5年間過ごすかどちらかになります。

生活するためにはどうしてもお金が必要だけど、ブラックリストのせいで生活費が調達できない場合は、自治体のソーシャルワーカーに援助を求めることもできるので、頼れる部分は行政や法律の専門家に頼ることも考慮する必要があります。