過払い金

意外とかかる食費。生活費で借金をすることに

借金理由:安月給のため

属性1:年代 50代
属性2:性別 女性
属性3:職業 事務員
属性4:住まい 神奈川県

お金が持たない、いつもの生活パターン

私は結婚していて、今現在、主人と同じ会社で働いています。

一度は扶養の範囲内で別のところでパートをしておりましたが、私自身の支払いが追いつかず、結局お互いにフルタイムの勤務になりました。勤務の時間帯は9時~19時で、その内休憩が1時間あります。

週休二日制で、社会保険料を引かれた私の手取り額は毎月10万円ほどでした。主人はフレックスタイム制の勤務形態なので、同じ会社といえど生活スタイルは全く別物でした。

我が家の財布は別々です。主人は束縛を非常に嫌う性格で、私が管理したら暴れて大変なことになります。

家計のメリハリはつけたかったので結婚の直後に夫婦会議で支払い項目を決めようという話をしました。

主人は家賃や駐車場代・光熱費、携帯代、外食料金などを支払うかわりに、私は食費・ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品の買い出しを担当していました。忙しい主人に買い物を頼むのは申し訳ない気がしていました。

私はマイカーを独身時代から所有していて、小回りの効く軽自動車に乗って国道沿いのスーパーへ仕事の後にそのまま行くのが日課でした。

主人はバイクを所有していて、駐車代はかかりませんでした。私はパートの仕事を19時に勤務を終了させると、スーパーに着くのが19:30~20:00くらいになりました。その時間帯は惣菜や刺し身などが半額になっていて、非常に助かりました。

主人の帰りは深夜1時~3時の間くらいで、決まって晩酌をするタイプなので、テーブルにスーパーで購入したお酒のツマミを置いて私は寝るというパターンでした。毎朝ご飯を作ってから仕事に出かけるので、その分の食費と日用品などを加えると一日あたり2,000円位になりました。

なかなか終わらないカードローンの借金地獄

私は独身の時から私物が非常に多く、買い物で物を溢れさせるタイプです。例えば歯磨き粉は自宅に4種類あり、トイレの洗剤は8本くらいあります。自分でも良くない癖だとわかっています。それでもいざ無くなった時の事を考えると、また買いに行くのが面倒くさいので多く買いすぎてしまうのです。

夫婦とはいえ、プライバシーの確保はしてあるのでお互いに別々の部屋があるのですが、私の部屋は物が溢れかえって奥まで歩くことも難しいです。化粧スペースしか確保していません。寝たりくつろぐのは主人の部屋でした。それくらい物が多いです。

食事は主人にたくさん食べてもらおうとついつい奮発して買いすぎてしまう時があります。食品だけで毎回スーパーの袋は2袋パンパンでした。食費は出費が多く、金銭のコントロールが出来なくなるときがありました。

私の中でなかなか浪費癖がなくなりません。これ以上給料の範囲の支払いでは困難だと思い、アコムでカードローンの申込みをしました。現在30万円の借り入れで毎月1万6000円の返済をしています。

最初は食費がまかないきれない部分の補填として1~2万円の少額の利用をしていましたが、車の車検が来てしまい、さらに借り入れを増やしました。

毎月のガソリン代も最初は主人が面倒を見てくれたのですが、やがて私が払うこととなりました。これはちょっと冷たいですよね?ガソリン代くらい、少し出してくれれば助かるのになというのが正直なところです。

カードローンは返済日に返済をして、過ぎたらまた同じところから借りるを繰り返していました。借り入れの枠がまあ復活するのです。そのため返済額が一向に減らず、日々憂鬱な日々を過ごしていました。休日も買い物以外はほとんど自分から出歩くことはありませんでした。無駄なお金を使うことを知っているからです。せいぜい親に会いに行く時くらいで、あとは主人の付き添いばかりでした。

食費は削ることはしませんでした。私の親は、私が家を出た後に栄養失調だった時期があり、私がなんとかしなきゃという思いで本を読んで栄養学を学び、美味しいものをいっぱい作ってあげました。いまはそれを主人にしてあげているだけのことです。万が一、主人が栄養失調になってしまうと働けなくなってしまうので、今でも食費は削りたくありません。

出費は増すばかりです。給料の安さを考えたこともありました。自宅に帰っては求人情報誌を読み漁り、より良い就職先をいつも探していました。いくつかの会社を当たっては面接をしました。しかしこの年令だと雇ってくれるところはなかなか無く、現状維持しかないとため息をつきました。

借金がいまだになくならないです、払いたくない金利にお金を払い続けて自分に失望することがよくあります。これから先も同じことの繰り返しはまっぴらです。主人は私の借金のことをよく理解してくれています。仕事でもっともっと稼いで楽にさせてあげたいと時々私に言ってくれます。

もっと主人には仕事で成功してほしいのです。それを信じて心穏やかに過ごしています。今日も腕によりをかけて手料理を作っています。それが今の私にできる精一杯の愛情です。