過払い金

【過払い金請求体験談】 自分で行った場合

皆さんは過払い金請求というものをご存知でしょうか?払い過ぎた利息が返ってくるというものなのですが、当時はまだ余り世間に浸透していなく、言葉だけは聞いたことはありますが詳しくは知りませんでした。知人の一言をきっかけに過払い金請求を行うことになり、調べていくうちにこれ自分でも出来るんじゃないか……?と、思い切って過払い金請求を行ってみました。

過払い金請求との出会い

私が借金を初めてしたのは8年ほど前になります。兄弟に促されるままアイフルで100万ほど借り入れをしました。その後は返済をしては借り入れをするといういわゆる自転車操業になり、返済をしても返済をしても一向に借金が減りません。生活はギリギリのラインで保たれていましたが、終わりが見えなく早く自由になりたいと常々思っていました。そんな時に知人から「サラ金の借金は何とかなる」と言われました。詳しく話を聞いてみるとそれが過払い金請求というもので、当時借り入れを行った金利は今では違法な金利となっているので払いすぎた利息を取り戻せるとのことでした。早速インターネットなどでサイトを読み漁りましたが、どこのサイトも載っている情報がバラバラでいまいちわかりづらいのです。そこで私は本を一冊購入しました。穴が空くまで本を読破した自分の結論で自身で過払い金請求を行ってみよう!というものでした。

過払い金請求の準備をしましょう

過払い金を請求する為には取引履歴というものを取り寄せる必要があります。これは契約を行った日から今に至るまでの借り入れや返済などが書かれたとても重要な書類です。これがなければ過払い金の計算が行えません。これを取り寄せるにはアイフルに直接電話で問い合わせをします。基本的には取引履歴を送ってくださいと伝えると「わかりました」で終わるのですが、極稀に利用用途を聞かれることがあるそうです。その際は絶対に過払い金請求を行う為と答えてはいけないそうです。取引履歴は一週間ほどで手元に届きます。履歴が手元に届いたら今度は引き直し計算というものを行います。これは違法な金利と現在の金利を比べて差額を割り出します。この引き直し計算で過払い金が発生しているかどうかが確認できます。ですが私の場合仕事が忙しく家に帰っても中々時間が取れません。加えて8年以上の取引なので項目が600近くあり、とてもじゃないですが一つずつ入力している時間はありませんでした。そこでネットで調べたところ引き直し計算をしてくれる代行業者に依頼をすることにしました。私の依頼した所は3000円ほどでしたが、基本的にどこの業者も相場は3000円程だそうです。過払い金の確認ができ、過払い金請求の準備が整ったら今度は内容証明郵便でアイフルに対して過払い金請求の文書を送ります。

電話交渉

業者にもよるのですが、早ければ一週間ほどで連絡がきます。ですが、一週間経っても一向に連絡がこないのでこちらからアイフルに電話をしてみることにしました。電話担当の方に過払い金請求に対しての文書を送っているが確認できているかと伝えたところ、担当に変わりますと言われやっと話をすることが出来ました。私の場合過払い金請求が現在払っている借り入れした元金より10万ほど多く発生していましたが、示談交渉をすることにしました。私の言い分としては「過払い金はいらないから借金と相殺して貰いたい」というものです。何故相殺を打診したかというと、10万程度の過払い金では弁護士事務所の方は相手にして貰えないからです。弁護士の方にとって過払い金請求の報酬は過払い金の数十パーセントという所が多いのです。なので私の場合たった10万円の過払い金請求では弁護士の方の儲けが全くないということです。

結果として交渉は成立しました。本当は10万円もほしかったのですが、そのせいで交渉が決裂して裁判になった場合こちらにはデメリットしかないと考えた為諦めました。ですが、過払い金で返還された金額と現在借り入れしている額は相殺となったため、私はようやく返済生活から抜け出すことが出来ました。懸念してい信用情報に傷がつくということもなかったため安心しました。

最後に

私は過払い金請求のお陰で8年間続いた借金生活にようやく終止符を打つことができました。請求を行ってみてわかったことは案外簡単に出来るんだなということです。ネットでの評判を見るとアイフルは過払い金請求に対してあまり友好的ではないそうなので私の場合はスムーズに進んでくれてホッとしています。ただ私の場合は借り入れした元金がまだ結構残っていたということと、相殺をして残った金額が10万円程だったという少し特殊なケースだと思います。既に完済している人で返還金が100万以上ある人は素直に弁護士事務所に相談をされた方がいいと思います。業者にもよるのですが、電話交渉での和解による返還金は多くても8割前後が相場で、満額返還を求めるためには裁判が必須になるからです。私は利用しませんでしたが、無料で相談を受けてくれる事務所も沢山あるそうなので、気軽に相談をするだけでもオススメします。