過払い金

貸金業者別にみる過払い金請求の対応状況一覧

過払い金請求をしようと考えた時に過去にどこの貸金業者を利用していたかによって今後の対応は大きく変わってくる事となります。
過払い金を受けられるまでの日数や返還率、特徴や傾向にも違いがみられますので過払い金を取り戻したい債権者は理解しておくことが求められます。
このサイトでは貸金業者別にみられる対応状況について説明していきますので自分が利用していた貸金業者の特徴を事前に理解し正しい返還を受ける事が大事なのです。

消費者金融・クレジットカード信販会社などの貸金業者一覧

アコム、アイフル、オリコ、セディナ、ニコス、プロミス、アプラス、イオンクレジット、エイワ、エポス、オリックス、ジャックス、シンキ、セゾン、ライフ、三井住友visaカード、レイク(新生フィナンシャルカードローン)

各貸金業者の経営状況

2008年の貸金業法の改正に伴い利息制限法の上限である15%~20%を超えた上限金利のグレーゾーン金利が撤廃された事により過払い金が発生したので、利用者からの過払い金返還請求が後を絶たず多くの貸金業者は経営難に陥り比較的規模の小さな貸金業者は倒産に追い込まれたという背景があります。
ただ消費者金融の大手である貸金業者の多くは銀行の傘下に入る事で倒産までは免れましたが過払い金請求によって大きなダメージを受ける事になったのです。

現在は銀行の傘下の保証会社として運営をしていますが、過払い金返還を受けられる10年以内という期限と今後も過払い金請求が多くなることから不安定な経営が予想されるので1日でも早く過払い金請求を起こすことが求められます。

各貸金業者で過払い金が発生している対象期間

過去に消費者金融やカード会社でお金を借りた事がある場合において全ての貸金業者がグレーゾーン金利を適用し利息を多く取っていた事ではありません。一部の優良企業と言える消費者金融やカード会社は利息制限法で定められた15~20%の上限金利で利息を取っていたため、過払い金が1円も発生しない貸金業者もある事をまず覚えておいてください。

また貸金業法が改正された後の2008年以降で新規に取引をした場合や銀行のキャッシングローンや住宅ローンなど低い金利の商品も過払い金が発生していない事になりますので過払い金返還請求をする前に対象となる貸金業者を利用していた取引で利息制限法を超えていたかいないかを確認しておくことがポイントとなります。
 

各貸金業者の過払い金請求で多い傾向や特徴

過払い金請求を行うと貸金業者は初めての請求ではありませんので、過去の傾向や特徴からどのような対応を取るのかを予め予想する事ができます。
利息制限法による正確な引き直し経験で算出された過払い金返還を要求しても貸金業者ごとに対応は別れ、まず初めに和解案として低めの金額を提示してくる業者や和解で決着することなく必ず過払い返還までの訴訟を起こさない限り取り返せない業者、過払い金が少ない場合のみ一括で返還に応じるなど業者ごとで対応は異なるのが特徴となるのです。

各貸金業者の過払い金請求の返還率

過払い金の返還率は債権者の手元にいくらお金が戻ってくるかに大きく影響し経営状況の悪化や最悪倒産に至ると満額の過払い金返還を受ける事には困難を極める事になります。

当事者間の和解での解決でなく過払い金訴訟になると過払い金は債権者のお金である事が100%認められているので間違いなく返還を受けられますが、倒産に至ると返還率も過去の症例から見ても1~3%と極端に低くなりますので大切なお金が水の泡にならないためにも1日も早く請求を起こす必要があるのです。

各貸金業者に過払い金請求し返還を受けられるまでの期間、支払い方法

 

貸金業法が改正された事により全国各地で過払い金返還請求が起きた事から、返還を受けられるまでの日数はどの貸金業者も長くなる傾向があり、2008年当初の過払い金の存在が発覚した請求では3か月~半年以内と短い期間で返還を受けられましたが、現在は1年、2年と長期化している傾向があるのです。

また一部の貸金業者では一括で過払い金返還を行うことが難しく2回、3回の分割や毎月少しずつ返還する業者の存在も確認されています。経営状況の悪化から倒産すれば過払い金返還される金額も大きく減額される事になりますので、返還までの期間や返還方法についても理解しておくことが重要なのです。

各貸金業者に過払い金請求するときの注意点

過払い請求は個人でも行う事もできますが、長期化する事が予想され専門的な知識やノウハウも必要となりますので弁護士や司法書士事務所に依頼して過払い金請求を行ってもらう事が理想です。ただどこの司法書士事務所に依頼するかで過払い金返還で手元に戻ってくる金額にも差が生じますので、過払い金返還に成功できた時に発生する過払い金返還成功報酬は何%か、着手金や手付金なども参考に実績が多く過払い金請求に強い信頼できる事務所に依頼する点に注意してください。

また過払い金請求を行う事で個人の信用情報に傷が付くのではと心配される依頼者も多いとは思いますが、過払い金請求では自己破産や任意整理のような債務整理とは異なりますので過払い金請求で信用情報に傷が付くことはないので安心して請求する事ができるのです。このサイトではこれから貸金業者の社名を挙げて回収率や返還を受けられるまでの期限などについて説明していきますので、貸金業者ごとの詳しい対応について参考に過払い金請求を行いましょう。