過払い金

過払い金請求を自分でやろう!過払い金請求書の書き方

過去、だいたい平成20年頃以前に消費者金融会社やクレジットカードのキャッシングなどを継続的に利用していた場合、業者に対して過払い金請求することが出来る可能性があります。過払い金請求は、弁護士などの専門家に依頼するイメージも強いですが、自分でも手続きを執ることが出来ます。

しかし、実際に自分で手続きするといってもどのような方法を執ればよいのかわからないことも多いでしょう。

そこで今回は、自分で過払い金請求するための過払い金請求書の書き方を解説します。

過払い金請求書ってどんなもの?

過払い金請求するときには、過払い金請求書を作成する必要があります。

そもそも過払い金請求書とは、いったいどのようなものなのかを説明します。

過払い金請求書とは、請求出来る過払い金額を計算した上で、相手方の貸金業者などに対して具体的に過払い金の返還を求める内容の請求書です。

これを相手方に送付することによって当方が過払い金請求の意思を持っていることが明らかになり、相手方業者との間で過払い金返還についての交渉を始めることが出来ます。

過払い金請求書は、貸金業者などの相手方に対して郵便で送付しますが、このとき配達証明付きの「内容証明郵便」という種類の郵便を利用します。

内容証明郵便を利用すると、郵便局と自分の手元に同じ内容の書類が残るので、確実にそれと同じ内容の請求書を相手方業者に送付したことが後からでも証明出来るようになります。配達証明をつけると、その日に相手方業者に確実に請求書が配達されたことを証明出来るようになります。

内容証明郵便ってなに?

そもそも内容証明郵便とはどのような郵便なのかを確認しておきましょう。

内容証明郵便とは、相手方に配達される書類とまったく同じ書類が郵便局と送付者の手元に残るタイプの郵便です。

郵便局と自分の手元に残ることにより、「それとまったく同じ書類を相手方が受け取った」ことを後から証明することが出来ます。

後日相手方から「そんなことは書かれていなかった」「書類はなくした」などの言い訳をされることを阻止することが可能です。

配達証明をつけておくと、相手方に配達された日も証明出来るので、これとセットで用いることが多いです。

配達証明を利用すれば、後日になって相手方から「そんな書類は受け取っていない」と言われることを防止することが出来ます。

過払い金請求書の書き方

過払い金請求書はどのような記載をすれば良いのか、具体的に書式をご紹介します。

まずは、日付と宛名を書きます。

そして、表題は「過払い金請求書」として、あとは利息制限法に引き直した後の請求金額とその返還請求を求める、振込祭口座などを記載します。返還に応じてもらえない場合には訴訟提起なども検討していることを記載しても良いでしょう。

たとえば以下のような感じの書類になります。

平成●年●月●日                          
●●●●株式会社 御中
〒○○○-○○○○
○○県○○市○○1-2-3
                                  氏名 ○○ ○○
                                  住所  〒○○○-○○○○  
                                      ○○県○○市○○1-2-3
                                  TEL ○○-○○○○-○○○○

過払い金請求書

(氏  名) ■■ ■■(フリガナ)
(生年月日) 昭和●年●月●日 
(住  所) ●●県●●市●●町●丁目●番●号
(電話番号) ○○○○−○○−○○○○
(カード番号・契約者番号) ●●●●-●●●-●●●

冠省 
上記の私と貴社との取引の件について、貴社から開示された取引履歴を利息制限法に基づく利率による引直計算を行った結果、すでに金●●円の過払が発生しています(経過利率5%込)。よって私は、貴社に対して上記過払い金の返還を請求しますので、平成 年 月 日(請求日から1週間後の日付)までに下記金融機関口座宛に振込送金する方法でお支払いください。
なお、平成 年 月 日(上記と同じ日)までに、貴社より何らご連絡をいただけない場合には、訴訟を提起も予定しておりますので、あわせてご通知いたします。

銀行口座
〇〇〇銀行 〇〇支店 普通預金 〇〇〇〇〇〇〇 口座名義 〇〇〇〇