多い時には週に3、4回の飲み会があったり友人の結婚式があったりと、交際費や冠婚葬祭のための出費が多くなっていったからです。性格的に誘われると断れないこともあって、飲み会などには絶え間なく参加していました。キャッシングしてから飲みに行くということも増えていき、それに比例するように借金の額が増加していきました。
飲み会などの交際費が多く借金をしていまいました
学生時代から友人が多くて、よく飲みに行ったりカラオケに行ったりと交際が多い日々を過ごしてきました。就職して社会に出てからも、人一倍付き合いを大切にしてきたつもりです。
交際費というのは本当にお金がかかるもので、飲み会などが短期間に続くと簡単にお金が無くなってしまいます。もともと交友関係が広く交際費が多かった自分も例外ではなく、毎月たくさんの交際費を使っていました。収入の範囲で交際費が納まらなくなることも多く、その都度キャッシングをするようになっていきました。
多い時には週に3、4回の飲み会があったり友人の結婚式があったりと、交際費や冠婚葬祭のための出費が多くなっていったからです。性格的に誘われると断れないこともあって、飲み会などには絶え間なく参加していました。
キャッシングしてから飲みに行くということも増えていき、それに比例するように借金の額が増加していきました。この時点で交際費を減らすようにしておけば、借金で首が回らなくなることもなかったのですが、どうしても誘いを断ることができずに借金を繰り返しました。収入を超えるような交際費を使うこともあり、生活していくのも大変になっていきました。
交際費の使い過ぎで生活費が足りなくなり、また借金をするというパターンで借金は120万円に膨れ上がりました。とても返済ができないような金額になり、交際費どころか生活さえしていくことが難しくなってしまいました。この頃になっても、まだ飲み会に参加することを続けていました。
飲み会があるたびにレイクでキャッシングするようになっていました。よく飲みに行っていた場所の近くに、都合よくレイクの店舗があったからです。レイクでのキャッシングは飲みに行く際には当たり前のことになっており、まるで自分の銀行口座からお金を引き出すかのように借金をしていました。
お金を借りるということに対する感覚が、完全に麻痺していたのだと思います。お金を借りることに慣れてしまい、まったく悪びれることもなく借金をしました。
借金に対するイメージはあまり良くはありませんでしたが、自分が借金をする際にはイメージが影響したということはありませんでした。借金をしてまで交際をする必要があったのかは自分でも疑問でしたが、借金に対するイメージよりも必要なお金を用意することの方を優先していました。交友関係を保つことに必死で、まずは借金してでも飲み会に行ったりすることが大切だと思っていました。
交際費が多く借金をしたことで遊ぶこともできなくなりました
交際費が増えるのと比例して借金の金額も増えてしまったこともあって、借りたお金を返すのが非常に大変になってきました。借金を返す金額が増えても、飲み会が多くあったので借りる金額が減ることはありませんでした。当時は1人暮らしをしていて賃貸アパートに住んでいたこともあって、家賃の支払いなどもする必要がありました。
それに加えて光熱費や食費などの生活費も自分で支払っていかなければならなかったので、とても自分の給料だけでは生活していくことができなくなってきたのです。借金の返済金額が1ヵ月に6万円になっていて、給料日には返済をする必要がありました。
その頃にはさすがに、交友関係もセーブするようになってきていました。経済的にはもう飲みに行っている余裕などなかったからです。しかし、飲みに行くことをセーブしても生活ができないほど借金の返済をする必要がありました。ピーク時には120万円にまでなっていた借金が、とうとう生活の基盤まで揺るがしてきていたのです。
借金が増えていって返済額が多くなるにつれて、交際費はおろか生活も普通にできないほどになっていました。たびたび家賃を滞納するようになり、電気を止められたこともあります。
食事もまともに食べられないこともあり、近くにあった実家で食事を食べさせてもらうこともありました。しかし、借金があることを人に打ち明けることができず、1人でとても悩んでいました。借金の原因だった交友関係も、何かと理由をつけては避けるようにしていました。もう交際費にお金を使える状態ではなかったからです。
そして、だんだんと孤立することが多くなり、1人で過ごすことが多くなっていったのです。
友人に相談したのがきっかけで借金問題を解決することに
交友関係が疎遠になっていたときに、1人の友人が心配して自宅を訪ねてきたことがありました。その友人に借金があることや借金をした経緯、そして直面している状況をすべて打ち明けました。
もう状況的に飲みに行ったりする余裕がないだけではなく、家賃を滞納してしまってることや電気を止められてしまうことがあるというような状況をすべて隠さずに打ち明けたのです。それまで1人で悩んでばかりいた自分にとって、友人に借金のことを打ち明けたことが借金問題の解決へのターニングポイントになりました。その友人から弁護士に相談するべきだという助言をもらったからです。それがきっかけとなって借金問題を解決するために、弁護士について調べ始めたのです。
地元の弁護士を電話帳で調べました
借金問題を解決することに関しては、相談した友人に大雑把ながら手段を聞いていました。借金問題に関することは弁護士に相談する必要があることや、自己破産や債務整理をして解決することなどです。とりあえずは弁護士に相談することが先決だということがわかっていました。
そして弁護士に相談するために、地元の電話帳を見て弁護士に電話してみることにしました。電話帳には弁護士の事務所が数多くあったので、どこに電話して良いのかわかりませんでしたが、とりあえず借金問題について触れられている弁護士に電話しました。そして、弁護士に相談するアポイントをとり、後日弁護士の事務所に行きました。
債務整理や過払い金請求については、大まかなことは友人から聞きました。そのときは、詳しいことがよくわからなかったので、イマイチよく理解できませんでした。
ただ何となく借金問題を解決する手段としては、良い制度だなという程度の認識でした。正確に債務整理と過払い金請求について理解できたのは、弁護士に事務所に相談に行ったときです。債務整理と過払い金請求について知ったときは、解決するためならしてみようと思いました。借金問題を解決するためには、もうなりふり構わず解決できることなら何でもやってみようと思っていたのです。
経験豊富な弁護士に相談したことで債務整理することにしました
自己破産することには非常に抵抗があったので、借金問題を解決するには債務整理をしようと思っていました。債務整理をすることが自分の借金問題を解決するには、適切な手段だと考えていたのです。債務整理をした場合には、過払い金請求をすることができるということも債務整理をしようと思った理由の1つです。
ただ、債務整理をしても、借金があまり減らないかもしれないという不安もあったので躊躇したということもあります。結果は債務整理してみなければわからなかったのですが、債務整理を依頼したときは本当に借金が減ったり無くなったりするのか、とても不安でした。
借金の問題を解決するためには、債務整理や過払い金請求について経験豊富な弁護士に依頼することが大切だと思い、相談した弁護士に依頼することに決めました。
依頼した弁護士は過去に多くの借金問題を解決してきたということでしたので、依頼するならこの弁護士しかないと思っていたのです。自分の借金問題についても、弁護士は前向きに解決していこうという意欲を感じました。
簡潔な説明をしてもらい理解しやすかったです
弁護士に会いに行く前には、とても不安でいっぱいでした。弁護士というと何か固いイメージがあり、冷静で淡々とした人だと思っていたからです。
でも弁護士に会ってからは印象が変わりました。とても気さくな弁護士で、よく人の話しを聞いてくれる人だったからです。不安に思っていることや疑問に思っていることを、受け止めてくれるような弁護士でした。そのため、とても安心して債務整理の依頼をすることができました。
債務整理を依頼した弁護士は、借金問題の解決に慣れていたこともあって、こちらの心情を深く理解してくれた上で相談にのってくれていたと思います。債務整理をすることによって、これから当分は借金ができなくなることや過払い金請求は必ずしも返金があるとは限らないことなどをストレートに伝えてくれました。そのストレートさが逆に自分にはわかりやすいもので、深く理解できる説明でした。
依頼した弁護士には、依頼したときと消費者金融と債務整理の話が決着したときにしか会うことはありませんでした。
それほど連絡の頻度は多くありませんでしたし、必要なこと以外は話しをすることもありませんでした。
それでも説明が不足していたり話が違ったということもなく、スムーズに問題が解決したので慣れている弁護士に依頼して良かったという感想です。とても言動が簡潔だったので、借金の問題に詳しくない自分には丁度よかったと思います。仮に難しい話を聞いていたとしても、自分には理解できなかったと思うからです。借金の問題が解決できたのも、債務整理をしようと決めることができたのも、すべて弁護士のお陰だと思っています。
過払い金の返還はありませんでしたが借金が減りました
弁護士から債務整理の終了を告げる連絡が来たのは、依頼から約2ヵ月後のことでした。弁護士からは借金が120万円から32万円に減ったことを知らされました。
過払い金の返還はありませんでしたが、借金は約88万円も減った計算になります。この結果を知らされたときには、喜びと落胆が入り乱れていました。
喜びとは勿論、借金が88万円も減ったことですが、わずかに落胆があったのは借金が残ってしまったことに対してです。おそらく借金をしたり返したりを何度も繰り返したせいで、過払い金が借金を無くすほどは発生していなかったのだと思います。それでも借金がかなり減ったことは、純粋に嬉しいことではありました。
借金が120万円まで増えてしまったときには、返済するモチベーションを失っていましたが、32万円まで減った借金なら返済できるという気持ちになることもできました。債務整理を依頼したことによる弁護士費用は9万円かかりましたが、借金が減って良かったです。
弁護士への報酬の支払いが不安でした
債務整理を依頼するには、とても高額な弁護士費用がかかるのではないかと不安でした。弁護士に何かを依頼するという経験がなかったので、とても不安だったのです。借金で生活が厳しかったこともあって、弁護士に依頼する費用を捻出することができるか自信がありませんでした。
しかし、その不安は弁護士に相談したときには解消することができました。弁護士への報酬は2度に分けて行ってよいと言ってもらったからです。最終的に弁護士に支払った報酬は9万円でしたが、2度に分けて支払うことができました。債務整理をしたり過払い金請求をするとき、報酬の支払いができないからと諦めていたら借金の問題を解決するのは難しかったと思っています。不安はあっても、まずは弁護士に相談してみることが大切だと実感しています。
借金を減らすことができたことを考えると、不安に思っていたことが馬鹿らしく思えるほどです。報酬についても弁護士に相談することで不安が解消されたので、相談してみて正解だったと思っています。
以前よりも適度に飲みに行くようになりました
債務整理をした後の生活は、借金をしていた頃とはかなり変化したと思っています。債務整理をする前は、飲み会などの交際費への出費が多かったのですが、今はほどほどに遊ぶようになりました。それでも借金で遊べなかった時期のことを考えると、だいぶ気持ち的に開放されたと思います。
また、借金が完全に無くならなかったことも、逆に良かったのかもしれないです。
借金が完全に無くなっていたら、また以前のように飲み歩くようになって生活ができなくなったりしていた可能性もあります。そう考えると、少しは借金が残ってしまったことは悪いことばかりではなかったと考えています。
借金をしていたときより落ち着いて生活ができるようになっただけでも、とても幸せなことだと思えます。
自分を見つめ直す機会になりました
本来なら借金などせずにいることが大切なのかもしれません。しかし、借金をして悩み債務整理までしたことによって、自分の乱れていた生活スタイルを見直す機会になったともいえます。学生時代から人づき合いが多くて、飲み代などに多くのお金を使ってきましたが、どこかで歯止めをかける必要があったのだと思います。今の落ち着いた生活を思うと、債務整理をしたことによって得られた生活だと実感できます。
債務整理をしたことよりも、借金をしなければならなかった乱れた生活が悪かったと思っています。借金の問題を解決した今となっては、債務整理をしたこと自体は、とても有意義なことだったと感じています。借金を極力しなくても良いような生活をしていきたいと思っています。