過払い金

債務整理で起死回生!躊躇している時間は勿体なかった

 

当時、会社の管理職をしていました。毎日、お客さんの接待で飲み会、土日はゴルフとほとんど休みなく働いていたと思います。そうしているうちに使う金額も多くなり、給料だけでは厳しくなってきたのです。妻もパートで働いていましたが、そのパート代なんて砂に水のように、あっという間に消えてなくなっていきました。

仕事上の付き合いや接待で、妻に内緒の借金が増えていきました

当時、会社の管理職をしていました。毎日、お客さんの接待で飲み会、土日はゴルフとほとんど休みなく働いていたと思います。そうしているうちに使う金額も多くなり、給料だけでは厳しくなってきたのです。妻もパートで働いていましたが、そのパート代なんて砂に水のように、あっという間に消えてなくなっていきました。

その頃です。借金をしたのは、当時、オリックスと楽天でローンを借りることができ、それぞれ300万円の枠がありました。そして、たまに利用していましたが、付き合いが多くなった時、一気に50万円、100万円と借金がかさんで行きました。

延滞して督促の電話がくるように…いよいよ妻に隠し切れず…

借金をすれば、当然返済をしなくてはなりません。月々の返済を借り入れで返済するという悪循環になっていました。妻にも隠し、会社にも隠し、そんな生活が続いていきました。

それが半年ほど続いたでしょうか。延滞をするようになり、携帯に督促の電話がくるように。最初は居留守を使っていましたが、自宅に督促に来るようになったのです。
さすがにそうなると妻も気付き始め、問いただされるようになりました。

その時、妻には正直話をしました。すると、金額にびっくりしたようで、弁護士の先生に相談しようと、促されました。しかし、男のプライドというか、意地で「相談なんかできるか」なんていう喧嘩もしました。

知人がおこなったという「過払い金請求」

ある日、仕事の関係で知り合いと会う機会があり、その知り合いが過払い金請求をしたという話を聞きました。その知り合いは金利28%で6年間返済を続け、請求をしたことにより13万円戻ってきたという話をしたのです。

年利20.0~29.2%のグレーゾーン金利で借り入れをしていた場合、過払い金が発生している可能性が高いです。

その話を聞いて、早速自分にも相談させてほしいと頼みました。すると、すぐにその先生に連絡をしてくれ、土曜日に会ってもらえることに。妻には内緒で紹介された人物にあったのですが、まだ若く見た目には20代後半くらいにしか見えませんでした。すごく物腰が柔らかく、こちらの話をじっくりと聞いてくれる新米の司法書士でした。

司法書士に借金相談。妻にも見せられなかった涙と、やっと出せた本音

今までの事情を全部話し、先生からでた言葉は「やりましょう」という一言。その言葉を聞いた途端、緊張が解れたのでしょうか。涙が溢れ、その場で泣いてしまいました。周囲にはなかなか弱みを見せられず強がっていましたが、心の奥では不安で不安で仕方なかったので、思わず出てしまった涙でした。「これで少しはラクになれるかもしれない。」そう思いました。

過払い金請求を専門家に任せる理由

過払い金請求、任意整理、そして借金問題と本気で向き合うためにしたこと。

それから過払い金請求の手続きを進めていったわけですが、非常に作業を早く進めてくれました。こちらが心配になり、度々事務所を訪問し、アドバイスを受けました。
ただ、そのことは最初は妻には内緒にしていました。しかし、先生にそのことを知られてしまい、「家族の協力が必要なので、奥さんには必ず話してください」とのアドバイス。ただ、その通りでした。その後の返済を考えると、妻の協力無しには完済できるものではありませんでした。

司法書士さんによると、過払い金請求をすることで払いすぎた利息が戻ってくるとのことでした。それを残債の返済に充て、そのあとは利息分をカットしてもらう交渉を金融業者にしてもらい、無理のない返済計画をたてていただきました。

司法書士さん、妻の協力のもと、借金完済を目指す

それから手続きを進め、返済額も減額してもらったわけですが、そこそこの金額は残りました。
しかし、自己破産をしなかっただけでも良かったと思い、辛い思いもしましたが、なんとか返済をしていきました。
その当時、子供が二人いましたが、毎日の食事は質素なものだったので、たまに実家に帰ると、ここぞとばかり肉や刺身など、高い食事ばかりをねだっていました。当然、両親にも相談はしていませんでした。

ただ、当初は本当に司法書士の先生に話しをしていいものかどうかすらも悩みました。しかし、自分の中だけにも留めておくことはできず、誰かに話して良かったと思っています。先生に話をしたあと、泣いてしまいましたが、それほど緊張をしていたんでしょう。

新たなスタートを切れた任意整理。前向きになれ、家族も明るくなった

過払い金請求・任意整理が決まったあとは、前向きになれ、完済して新しい生活を始めてやると思いました。それまでの自分の行いに反省し、必ず今度はそうならないと。

良かった点はやはり、新しいスタートが切れ、家族が家族らしい生活に戻ったことでしょうか。本当に少し前までは督促が続き、妻そして子供達もベルの音には怯えるようになってしまいました。その恐怖から解放されただけでも、心の荷が下りた感じでした。
自分一人ならなんとでも我慢できるのですが、家族を巻き添えにするとなると、辛いです。

もし、今、借金で悩んでいて過払い金請求や債務整理を検討されている方がいれば、アドバイスを送ります。それは、早く手続きをするということ。
最初は後ろめたさや恥ずかしさがあると思いますが、そんなことより、家族の幸せを最優先に考えてください。手続きを早く進めることによって、家族は救われ、あなた自身も心の荷が軽くなるはずです。躊躇している時間がもったいないです。少しでも考える時間がるとすれば、手続きをすることをお勧めします。遅れれば遅れるほど、あとで後悔することになると思います。