過払い金

パチンコと収入減の借金350万円を債務整理で減額成功!

いままでは消費者金融イコール怖いイメージがありパチンコで負けても親や友人に生活費を借りて、給与が出ると返して、残ったらまたパチンコという繰り返しでした。そういったパターンであればまだよかったのですが職業で安易にお金が借りられる事を知ってしまったことにより、月末のパチンコでの大敗を機に初回申込金額10万円を借りることになりました。

給与前に手持ちの資金が寂しくなり借金の申し込みをしました

20代前半の頃、不動産業と金融業を営んでいる会社へと就職しました。志望の方は不動産業でしたが、経験もないということと現在定員に達しているとの理由で金融部門の方での営業ということで就職させてもらいました。

研修期間の手取り給与は20万ほどあり、研修期間の3ヶ月が終了すると担当する地域がきまって、その地域の月初の貸付残高と貸付件数が月末までに伸びていれば、その分の歩合給がが加算されるという給与システムです。ボーナスは4ヶ月毎にあり、毎月の歩合の50%が対象になりました。研修期間終了後の平均的な手取り給与は27万円から35万円ほどありました。同じ年代ではよい方だと思います。

この会社に入る以前や研修期間中でも借金はなく友達ともよく飲みに行きたのしく充実していたかと思います。ただ一つ人生を振り返ってみると自分自身の趣味であるパチンコが最大の弱みでした。勝つ時は全く問題ないのですが、負けていくとどんどんとお金を使っていき休みの日にもなると朝から晩までお金を使い続けて、今まででに最高の負けは1日に20万という額です。

いままでは消費者金融イコール怖いイメージがありパチンコで負けても親や友人に生活費を借りて、給与が出ると返して、残ったらまたパチンコという繰り返しでした。そういったパターンであればまだよかったのですが職業で安易にお金が借りられる事を知ってしまったことにより、月末のパチンコでの大敗を機に初回申込金額10万円を借りることになりました。

消費者金融での借り入れ申し込みは、無人契約機を利用しました。同業種である金融業で働いているとなると審査がなかなか通らないというのは職業上知っていましたので実際に申し込んだときは、関連会社である不動産業で申込をすることにしました。

この時は不動産部門でも少し手伝っていたので、職場確認の電話があっても問題ありませんでした。簡単に10万円を借りることができ、この時はいつでも返せると思っていたので、悩む事は一切ありませんでした。

最初に借金したのは10万円でしたが、このお金は1ヶ月もしないうちに返済しました。あまりにも簡単にお金を借りる事ができたので、2回目以降は自分の借金というイメージがなくまるでゲーム感覚での借り入れでした。ちょっとした金融業の裏事情も知っていた事により、借入と一括返済を繰り返し合計で3件の借り入れで120万円はあっという間に借金していました。

給料日に返済してまた借り入れをする

自分自身の月収が良かった時でもギャンブルで育ってしまった借金という事で、その頃は同じギャンブルで返そうという気持ちが強く、月々の支払いは最低金額だけ支払い、残ったお金でパチンコをするといった悪循環の繰り返しです。

それでもまだまだ収入の余裕はあったのですが、パチンコ以外にも友人と飲みに行ったり旅行したりといった感じで収入の余裕は借金には使わずにこういった遊びに使っていました。借金の方も3件で120万円が、気がつけば8件で350万円に膨れ上がっていました。

各金融会社も遅滞なく返済しているという事で貸付枠が上がっていきこういう結果になったと考えられます。収支が狂いだしたのは金融業から不動産業へ転職してしばらくしてからのことでした。

その頃の不動産業では営業成績も順調でよかったのですが、不動産会社の広告停止処分をきっかけにお客さんが一気に減少し、それに応じて営業成績も落ち収入が今までの平均から半分にまで落ち込みました。

そうなってくると全くの余裕がなくなり、給料日にもらうお金を全額支払った後に支払い枠から借りる事ができるお金を借金するといった生活になりました。

しばらくは、仕事が終わると実家により夕食を食べて自分のマンションに帰るといった事をくりかえし、そのうちにマンションの電気が止まり、結局はマンションを解約する事になり実家に戻りました。

友人や同僚からの飲み会の誘いは断り続けるしか方法はなく、「お金がないから飲みに行けない」と言える間柄の友人には正直に言い、奢ってもらう事はよくありました。休みの日は昼過ぎまで起きる事がなく、起きてもテレビやゲームなどばかりで、出歩くといった事はほとんどありませんでした。

債務整理というチラシを発見

給料日に給料の全額を各金融機関に分けて支払い、また借り入れ可能な金融機関から借金をするという繰り返しが続きます。この繰り返しでなんとか3ヶ月間はどこの会社も遅れることなくやり過ごせる事ができました。しかし借金の利息だけを3ヶ月払ったのみで元金は全く減っていません。

流石にこの状況では神経が持たないと思い続けるような毎日が続きます。実家のマンションの集合ポストに入っているチラシに目がとまりました。「債務整理をすることで借金が減額になり督促される事もありません。計算無料」という文言が目につきました。

チラシを発見してからはその文言が頭から離れなくなり、早くどうにかして楽になりたいと思うようになり、そのチラシの会社に連絡する事を決意して、まずは自分の借金がどのように減額されるのかを相談してみようと思いました。

冷静な行動がなかなか取れない状態です

普段、冷静な状態であればインターネットなどで調べ事をするのが日常でありました。その頃も今以上に仕事でパソコンを使いインターネットを存分に利用していました。

しかし借金問題においてはインターネットで調べた記憶が思い当たらず、記憶にあるのは新聞の3行広告です。なぜかというと、まだどこかの金融会社が貸してくれるのではないかと思い、自分自身の状況で貸してくれそうな会社があるとすれば地方新聞などしかないという先入観があったと思います。その中で債務整理という方法を目にしたのを憶えています。今思えば冷静な判断がなかなか取れていなかったように思えます。

実家に入っていた「借金が減額される」とうたっていたチラシを見る事によって、このままの状況は精神的にも肉体的にも限界がきていると思えるきっかけを作ってくれました。地方新聞には「ブラックOK」という金融会社の他にも債務整理で借金を見直す事ができるというのも知る事ができました。

いまでこそ債務整理という言葉は電車のポスターやインターネットでよく目にする事がありますが、その頃は債務整理の内容自体がよく説明されているようには思えませんでした。

ただ、なんらかの計算によって現在の借金が減額されしかも債務整理の手続きをする事によってその後の督促はないということは、実際に債務整理をやってみなければ、一般の人間にはわからなかったことだと思います。

債務整理の効果があるのか不安

債務整理をした時の自分の借金の状況がどうなるのかという思いでいっぱいでした。もちろん専門家に自分の状況を相談するということも、後々費用請求をされるのではないかという思いもありました。

しかしこのままではいつか実家や会社まで金融会社の督促がくるのではという思いも強くありました。自分の意思で借り入れたからには、自分がその場から逃げ出さない限りは延々と督促されるのではと思っていました。会社はやめてしまえば問題がないが家族にも迷惑が掛かるのではないかと考えたりしました。まずは相談してみてから判断してみようと決断し連絡する事にしました。

お金をかけたくないというのが心情

債務整理といった今までに自分が行った事が無い経験であるので、イメージ的には怖いといったかんじです。その頃はまだ、社会経験も未熟であったのもプラスされていたかと思います。決意して電話をかけると事務的に日時の予約と場所の説明を受付の女性からされました。

事務所に訪れてみると専門家の先生が1人と受付の女性が1人いました。説明は丁寧でよかったのですが、自分の方ではまだ猜疑心があったかと思います。

正直その頃は商売をされていると言うイメージが強くあり専門家の先生の言う言葉を騙されてはいけないという思いで聞いていたかと思います。冷静な状況ではない感じでしたが、説明される内容には1言1言に集中して聞いていたので、先生の説明や指示は驚くように明確に頭の中に入っていくのが分かりました。

債務整理の方法の一通りの説明を聞き終わると次は自分自身の状況の説明に入りました。僕自身の至らない説明にもきっちりと聞いてくれたかと思います。

相談する事によって徐々にリラックスしていき債務整理をすることで、その後の人生を有意義に送っていくことができると教えて頂きました。面談回数は3度ほどあったかと思います。初回では主に債務整理の内容と効果を教えてもらい。2回目では実際の借金の金額がおおよそどのくらいになるかという説明とその考え方を教えてもらいました。

最後には実際の手続き方法を細かく教えてもらいました。あと電話でも受け付けてくれましたので励みにもなったかと思います。

特定調停により大幅な減額に驚愕です

特定調停といい裁判所に申請する事によって担当の調停員が相談してくれる事になりました。

各金融会社での申込書や支払いの証明書はすべて保管していた事もあるスムーズに債務整理を進行する事ができました。債務整理の中でも一番危惧していたのは調停を開始した事により、金融会社から直接連絡が掛かってきたりしないかという危惧でしたが、そういった連絡もなくほっと胸をなでおろす事ができました。

5年間にもおよぶ借金生活によって、債務整理前の総借金は8件で350万円ありました。この金額が債務整理をする事によって2件の36万円と言う大減額に成功しました。8件のうち2件は過払い金請求を申請する事も出たのですが相手の会社との話し合いもある事との理由で面倒かと思いましたのでしませんでした。

6件のうち4件は1万円をきった少額であったのでそれぞれに払う事によって完済する事になりました。残りの2件で36万円は今後の利息が発生する事もなくそれぞれに月々15000円の支払いになり、1年間で完済するという約束になりました。相談依頼した専門家には10万円を分割の5回で話がまとまりました。

家族に心配をかけたくない

以前に公的な支払いを滞納してしまった事があり、その時は家族に負担を掛けさせてしまいました。払いきれないと感じた借金も身から出たさびで自分自身が招いてしまった結果です。一時は思い悩み相談しようとも思いましたが、身内ならではの感情が働き相談する事ができませんでした。お金の事でこれ以上相談したくないという思いでした。

こういった心境の時に偶然にも見つけた1枚の債務整理のチラシですべてが救われたような気がします。若い時の過ちであるとはいえ自分自身で意思して申し込んだ借金ですが、無計画で作った借金はどうしようもなく膨らんできました。

収入も安定して払っていけると思っていたのが自分の意と反して真っ逆さまに落ちていきました。債務整理を知る事により法的に借金を整理する事ができ、借金に追われる生活から抜け出す事ができ、希望が見つかったと思います。

無計画なお金の借り方は禁物

お金に関してはより慎重になりました。

債務整理をすることにより残った2件で18万の支払は絶対に遅れるような事をしないように気をつけていました。利息がつくことなく月々に確実に自分の借金は減っていきます。全てが完済した時は肩の荷がすっととれたような開放的な感覚になったのを今でも覚えています。お金が必要な時は誰にでもあるかと思います。そこで使えるお金があれば迷わずに使えばいいと思います。

しかし自分自身にお金がない場合は借りるという行為の前に我慢できるのかどうか?どうしても必要な場合、借りてでも必要かどうか?仮に借りた場合は計画的に返す事ができるのかどうかを冷静に考える必要があると言えます。その場で無計画にお金を借りたりする事だけは絶対に避けるべきです。

悩んでも答えが出ない時もある

お金は人の人生を狂わすというのは本当かと思います。

自分自身でも実際に一歩気づくのが遅ければ最悪の結末をしていたかと思うとゾッとします。人によっては悩みすぎて頭がおかしくなるような原因にもなりかねないのが借金問題です。

人は生活していくうえにおいてお金に対する手段は身につけておくことが必要であると思いました。この債務整理を体験する事によってよかった事は、何事にも切り抜ける方法があるという事を知る事ができました。

このような経験をすることによって自分自身のお金に対する最悪の予想を事前に想像するようになりました。事前に最悪を予想する事によってその対策が可能になったり事前に予防したりすることができます。

一人で悩んでも答えが出ない時もあります。現代はインターネットで調べる時代でもあります。逆に債務整理をして悪かったということは特にありませんが、お金を簡単に借りる事ができなくなり、少し不便になったという気持ちはあります。