2003年の9月に離婚を経験しました。子供が1人いましたが、相手(妻)が引き取るということで離婚が成立しました。
私は子供の養育費を支払う必要があるので、生活は決して楽ではありませんでした。
毎月の養育費として月6万円を支払う義務があり、その養育費を差し引いた分で生活をしていかなければなりません。
負担が大きかったのは養育費に加え、住宅ローンを抱えていたことです。
離婚する2年前の2001年に、中古マンションを購入して約2000万円の住宅ローンを組んでいました。
住宅ローンの支払いは毎月約7万円あり、養育費を支払いながら住宅を維持することは困難な状況でした。
そのため、早めにマンションを売却することを考えました。
しかし、どういうわけか簡単に売却は出来ず、結局は売却価格を引き下げて売却しました。
マンションを売却した金額は、住宅ローンの残債を下回るものでした。
つまり、マンションは売却できたものの、約300万円の残債が残り支払いを続けなければならなかったのです。
生活は養育費の支払いとローンの残債の支払いで少しづつ圧迫されていき、僅かな貯蓄を切り崩しながら支払いを続けていました。
毎月の収入から支払いなどの支出を差し引くと、毎月5万円は不足していて赤字が続いていた状態でした。
そして、とうとう貯蓄も底をつき、不足分を消費者金融で借金することになったのです。
毎月の赤字分を、消費者金融で借金をして穴埋めするという状況に陥ってしまった
不足分の支出を穴埋めするために借金をしていました。
消費者金融はレイクです。消費者金融の中からレイクを選んだ理由は、以前に1度利用したことがあったからです。
正直いって、消費者金融から借金をすることは恥ずかしいことだと思っていました。そう思いながらも借金をしなければならない自分の状況に、とても落胆してもいました。
とにかく最初は、すぐに返済できるという甘い見通しを持っていたのだと思います。
レイクを結婚前の独身時代に1度利用したことがありました。
その時は若かったこともあり、遊興費のために借金をしました。当時はすぐに返済をして完済することができたので、借金に対してそれ程は悪いイメージはありませんでした。
しかし、その経験が逆に甘い見通しを生む結果になったのではないかと思っています。借金をしても返せるという根拠のない自信のようなものがあったのです。
借金をすることは恥ずかしいことだと思っていましたが、逆に甘い見通しを持っていたことも確かです。
借金することで毎月の赤字を穴埋めするということは、いずれ生活が破綻することを意味しています。
そのことに気づくことなく借金することを続けた結果、毎月の返済額が増加していきました。
ただでさえ赤字だった生活が、更に苦しいものに変わっていきました。
養育費の支払いと住宅ローンの残債、そして消費者金融への返済が加わったのです。
結果、生活はすぐに行き詰っていきました。
毎月の赤字は10万円近くに増えて、借金をすることで穴埋めするという生活です。
当時は総量規制などの法規制もなく、消費者金融で審査が通ればいくらでも借りられる時代でした。そのため、レイクだけではなく他の消費者金融にも、借金をするようになってしまったのです。
アコム、プロミス、アイフルなど大手の消費者金融から軒並み借金を繰り返しました。
そして借金総額は160万円まで達してしまい、もうすでに借金の完済は難しい状況になっていました。
その状況が、更に生活を苦しいものに変えていったのです。
生活は借金の額が増えるのと比例して苦しくなっていきました。
給料日にはすぐに支払いをしなければならず、優先的に養育費の支払いと借金の返済をしていました。
支払いをすると給料は、わずか数万円しか残りません。そのため、まず食費や交際費、遊興費などを削れるだけ削る必要が出てきます。
借金をしていた間は自分のために買い物をしたとか、友人や知人と食事をしたという記憶は全くありません。
それだけ余裕のない生活をしていたということだと思います。
借金があまりにも多くなってしまい、返済金額が増加してきて返済不能に
いつもなら借金の返済ができない時には、また新たな借金をして返済をするということをしていたのですが、ついに借金の審査にも通らなくなってきたのです。
そのため、借金の返済を滞納することになり、解決するしか選択肢がなくなったということでした。
借金の問題を解決するといっても、この時はどのように解決するべきかは分かりませんでした。
しかし、もう生活は破綻しており、新たな借金もできない以上はどうすることもできないと判断したのです。
どういう形であっても、もう借金の問題を解決するしか道がありませんでした。
そのため、借金の問題を解決するため、色々と借金問題に関して調べるようになりました。
インターネットを利用して弁護士を探す
借金の問題を解決するといっても、どのように解決すべきかは分かりませんでした。
そのため、まずは
インターネットで借金問題の解決方法を検索して調べました。
あまりに多くの情報があって混乱しましたが、どうやら弁護士に相談することが解決の糸口になるということは理解できました。
そして、自分が暮らしている地域の弁護士をインターネットで探しました。
その時に重視したのは、借金の問題に詳しい弁護士を見つけることです。
自分が借金の問題にとても疎かったこともあり、借金の問題を解決できて実績のある弁護士に相談したいと思ったのです。
幸い、自分が暮らしている地域に借金の問題に詳しそうな弁護士を見つけたので、相談をしてみようと思いました。
債務整理と過払い金請求に関しては、インターネットで弁護士を探している時に知りました。
それまで債務整理や過払い金請求については知識がなかったので、大まかな概要についてはインターネットで知ったのです。
また、詳細については、相談した弁護士に債務整理と過払い金請求について聞きました。
債務整理と過払い金請求について初めて知った時は、借金問題を解決するには最適な方法だと思いました。
とりわけ過払い金請求について知った時は、まさに自分がすべきことだと感じたのです。
それまで多くの返済をしてきていたので、過払い金請求は絶対にしようと思いました。
借金の返済を滞納していたので選択肢は他になかった
弁護士に相談して債務整理や過払い金請求をしようと思ったのは、他にまったく選択肢がなかったからです。
すでに返済すべき金額を滞納している状態でしたし、消費者金融側からの請求や督促が頻繁に来ていたからです。
支払うか、債務整理するかの2択の状態だったので、当時の状況を踏まえると債務整理をすることが現実的な選択でした。
債務整理を依頼する時に躊躇したのは、やはり社会的信用を喪失するかもしれないという恐怖感です。
俗にいうブラックリストに入り、今後の社会生活に大きな支障が出ることを恐れました。
そういう理由から、本音では債務整理はしたくありませんでした。
しかし、もはや状況が許してくれないと思い、債務整理を依頼することを決心しました。
なぜ弁護士に相談しようと思ったかというと、借金の問題について詳しく実績があると思っていたからです。
相談した弁護士はインターネット上にホームページを開設していて、借金の問題に関する情報を発信していました。
そのホームページの内容がとても理解しやすく、信頼性が高いと感じて相談することにしました。
また、相談した時にも理解しやすい説明をしてくれたので依頼することにしました。
弁護士の分かりやすい説明で不安がなくなる
弁護士と会う前と会った後の印象はほとんど同じでした。
とても説明が理解しやすく、今後に自分がすべき道筋を分かりやすく説明してくれたからです。
その弁護士はインターネットのホームページでも、とても理解しやすい内容を記載していたので、会った時にも変わらない印象を持ったのです。
弁護士に対しては離婚した際に良い印象がなかったので、イメージが随分と変わりました。
弁護士には色々な方がいると思いますが、自分が依頼した弁護士は頻繁に進捗状況などを連絡してくれる弁護士でした。
とても率直な物言いで、素人の自分に対しても分かるような言葉を選び説明してくれる方でした。
過払い金請求については、あまり期待を持ち過ぎないようにと言ってくれたりしました。
私は借金の返済を非常に多くしてきたという自負があり、過払い金が相当あるはずだという思い込みがあったからです。
しかし、弁護士の話では、過払い金請求はしてみなければ分からない部分があるということでした。
また、債務整理の途中で弁護士は消費者金融側に債務に状況を開示するように請求してくれました。
私は自分で債務の詳細が分からなくなっていた部分があり、これまで返済記録をつけていたりしたわけではないので詳細が分からなかったからです。
また、返済時の明細書なども残していなかったこともあって、債務の状況が不透明だったのです。
弁護士は1つ1つ必要なことを着々と進めていってくれて、それを私に報告してくれました。
任意整理が終わるまで不安な気持ちもありましたが、こういった弁護士の姿勢によって不安はかなり小さなものになったと思っています。
そういう意味においても、弁護士の方には感謝する気持ちでいっぱいです。
任意整理で借金が大幅減額
弁護士に任意整理を依頼した結果として、
借金が合計160万円あったのですが18万円まで減額されるということになりました。
大幅に借金が減らすことに成功しました。
弁護士には成果報酬として14万円を支払い、すべての依頼を完了してもらいました。
残額が18万円まで減ったことは、率直にとても嬉しく思いました。
その金額であれば、返済も充分にしていけると思ったからです。
また、生活の面においても、とても負担が軽くなり楽になってきます。
残額の18万円については、利息なしで24回払いで返済することが決まりました。
現在はすでに全額返済することができており、借金のない生活をおくることができるようになりました。
弁護士に相談して任意整理をしたことにより、生活がこれほどまで楽になるとは思いませんでした。
欲を言えば借金をゼロにして、過払い金の返還を受けたかったとい気持ちが無いわけではありません。
しかし、160万円にまで増加していた借金を、18万円にまで減らすことができたことに満足しています。
社会的信用を失う不安があった
債務整理の依頼にはリスクが伴うと思っていました。
社会的な信用を失うという恐れがあったからです。
弁護士に債務整理を依頼する前は、債務整理すべきか躊躇しました。
今後の社会生活に悪影響が出るのではないかという不安もありました。
しかし、債務整理の依頼を弁護士にしてからは、不安は無くなりました。
それには弁護士の存在が大きかったと思っています。
分かりやすい説明で借金問題の解決の道筋を教えてくれて、頻繁に進捗状況を教えてくれたからです。
債務整理に躊躇があったのは、分からないことや先が見えないことへの不安だったのだと思います。
弁護士と接していると、そのような不安が解消されていき、こちらも決意が固まっていきました。
もし仮に社会的信用を失っても、ずっと続くわけではないというように楽観的に考えられるようになっていきました。
まず大切なのは、目の前の借金問題を解決することでしたので、後のことは債務整理したら考えようと思っていたのです。
債務整理を終えた今は、それが決して間違っていなかったと確信しています。
借金の負担が減り生活が楽になる
離婚したことが原因で始まった借金生活は、色々な意味で心身共に疲れるものでした。
生活の困窮は精神的に大きな負担となり、生きる意味さえ見失いかねない問題でした。
債務整理と過払い金請求を終えて思うのは、借金の問題は1人で悩んでいても解決しないのではないかということです。
私も弁護士に借金問題を相談してことから、すべての解決に繋がりました。
それによって借金問題が解決して、人並みの生活をおくることができるようになったのです。
借金をして悩んでいるなら、専門家にできるだけ早く相談してみることが重要だと感じています。
しかし、借金をして悩んでいた時は、とても視野が狭くなり思考力や判断力が無くなっていたのでしょう。
現在は生活がかなり楽になり、借金をしていた時にはできなかった買い物や交友関係をすることができるようになりました。
人並みに生活できることに感謝する日々
任意整理をして良かったことは、何より借金が減ったことです。
通常は借金が返済以外の方法で減るということはありませんので、任意整理をして本当に良かったと思っています。
任意整理をしていなければ返済が不可能になっていたと思いますが、借金が減ったことで完済することができたからです。
そう考えると、債務整理をしたことで借金の返済が、かなり前倒しでできたのではないかと思っています。
任意整理をして悪かったことは、正直いってほとんどありません。
ただ、クレジットカードの審査には通らなくなりました。
おそらく一定の期間は、クレジットカードは持てないと思います。
クレジットカードが無くて不便なことはありますが、任意整理をした以上は仕方ありません。
しかし、何よりも借金の問題を解決してことが重要だったと思います。
生活にゆとりが生まれ、人並みに生活を楽しむことができるようになりました。
任意整理をして良かったと心から思っています。