借金理由:資格が欲しいけど、お金が無かった
属性1:年代 10代後半→36歳
属性2:性別 男性
属性3:職業 フリーター
属性4:住まい 神奈川県
将来を見据えての資格。親の援助も裏切って退学。お金を散財。
僕は人より遅れて普通自動車免許を取りました。友達が免許を取るぞと躍起になっていましたが、僕にはまるで興味が沸きませんでした。18歳になってすぐに免許を取ろうとしても、教習所が混雑しているのが目に見えたことでした。それに、総額30万円という費用は高校生にはとてつもなく高い金額で、ましてや試験場での一発試験では自分の実力では到底無理だと自覚しました。
それでも周りに流されて否応なく僕も教習所に行くことにしました。ここでネックなのは学費でした。高額すぎて親に説得のしようがないと思いました。小さな頃から親にねだるのが癖でしたが、せいぜいおもちゃ・ゲーム類を買ってもらう程度でした。恐る恐る打診してみたのですが、バカ言ってんじゃないよと一蹴されてしまいました。
それでも諦めきれず、3ヶ月後にまた交渉しました。相当粘りました。結果は、半額の15万円出してくれることになりました。残りは僕がアルバイトをして出すことになりました。
いざ入学してみると入る前はあれだけやる気があったのに、段々通うのが億劫になっていきました。教習時間に間に合わず、学科試験を遅刻することもあったり、技能不参加のときもありました。キャンセル料として余計な1,000円を払うことが3回ほどありました。いまいち教官の言っていることが理解できず、つまらない時間だと思って教習所を退学しました。退学により、85,000円くらいが返金されました。
本来このお金は親に返金するのが筋ですが、僕はそれを返金せずに風俗やゲーム機などに散財してしまいました。いずれ親にバレるのですが、ものすごい剣幕で説教され、顔を殴られ、正座させられました。これは自分がいけないので、いまでも申しわけない気持ちをひきずっています。
しばらくして、中学時代の友人達と8人くらいで居酒屋で飲む機会があり、参加しました。昔の同級生の話は僕も盛り上がれたのですが、お酒が進んでくると話のネタは免許取った話や、これから車を買いたい話になっていきました。僕は教習所を中退した現実を受け止め、次第に口数が少なくなりました。そこではじめてみっともない気持ちがわきました。そこでもう一度教習所に行こうと重い腰を上げることができました。
将来を見据えての資格。親の援助も裏切って退学。お金を散財。
自動車免許取得ローンに申し込む
ただ僕には貯金がなく一度中退して親の信用も失っているので、教習所に行くにはローンを組むとういう選択肢以外ありませんでした。友人から、「丸井のローンだと教習も優先予約してくれるし良いよ。」という話を聞きました。早速休日に都内の丸井に出かけ、手続きを済ませました。
その後ものらりくらりと教習所に通っていました。当時教習所の近くのコンビニで夜勤をしていて、勤務終了後に通学していました。そのため授業中眠気がすごくて、教官の言うことをあまり理解していませんでした。無断キャンセルもしばしば起こしてしまいました。でも諦めずに通学し続け、なんとか無事に卒業し、免許を取得することができました。だらだらと通っていたので、支払い総額が47万円になってしまって驚いたのを覚えています。
運転免許は職探しで大いに武器になりました。1人だから気楽そうという理由で、トラックドライバーの仕事を始めました。それからもっと欲が出て大型免許の資格が欲しくなりました。大型車に乗ると乗務手当が一日500円もらえるので、給料アップにもつながるのでメリットは大きいと思いました。そして僕は再度教習所に通うようになりました、初めて自動車免許を取得してから14年後のことです。
大型の免許取得費用は非常に高額で、MT(マニュアル)有りの免許を持っていても31,2000円かかり、非常に高額でした。恥ずかしいことに36歳の現在になっても貯金が無く、ローンを頼らざるをえません。
頭金もゼロで指定のジャックスのショッピングクレジットを組み、審査に合格しました。月々9,500円の5年払いで、総額が398,000になりました。利息の高さにビックリしましたが、思い立った時に資格を取りたい一心で申し込みをすることにしました。
仕事で毎日運転していたので、この時はストレートで卒業し、大型免許を取得できました。お陰で毎月の給料は増えました。しかし教習所のローンは未だに残ったままで、これを5年間払い続けるのは酷でした。今の会社の給料日は月末で、引き落とし日は27日なので、いつも残高が少ない時に引き落としがされます。引き落としが終わるといつも安堵の表情をしていました。
大型免許取得の直後に、さらに欲が出てフォークリフトの資格も取りました。仕事で楽をしたいためです。これも取得費用が5万円かかりました。これは三菱東京UFJ銀行のカードローン『バンクイック』で借り入れをしました。お金が無いけど、あとで返せばいいやと投げやりな気持ちと、早く資格を取っておかなければという気持ちが今でも同居しています。これで良かったというのが結論ですが、支払いは続けなくてはいけないので、真剣に仕事に取り組み早く借金を返していきたいと思っております。