過払い金

【借金返済体験談】 おまとめローンの現実

「返済が難しくなった時、どのような対処方法があるか。」

私は借金を複数社(楽天カード、三菱東京UFJ銀行カードロン、セゾンカード)で作っており、現在返済中です。

家族には隠して返済している私には、3つの選択肢がありました。

1.ギリギリの返済を続ける
2.過払金請求をする
3.借金の返済をスリム化させる

ギリギリの返済はこれ以上続けるのは明らかに負担でした。

家族に打ち明ける勇気はとても持てず、当時は「過払金請求」という言葉自体を知らなかった為、最終的には「借金の返済額を削減する」決断を下しました。

返済額軽減には方法は大きく2種類あります。

「借り換えローン」:借金を別のローンで完済し、現在よりも月額返済額を減らします。
「おまとめローン」:複数の借金をまとめて、月々の返済額を減らします。

まとめられるだけのローンを借りれる収入がなかった私は、「借り換え」を決断することで、今回の返済生活がスタートしました。

きっかけはまさに、自分が既に作っていた借金そのものでした。

当時は安月給で手取りは20万程度、その内返済に5万ものお金をつぎ込んでおり、実家へ入れるお金も加味すると、貧困生活からの脱却は見えていませんでした。

さらに、会社内での部署移動なども含め、継続的な給与に自身が持てなくなり、当時は精神的にも行き詰まっていました。

そこで、上述の通り「借り換え」を使って、複数あるローンの内最も返済額の大きかった「楽天カード」のローンに対し、「楽天銀行カードローン」い借り換えを行い返済額の軽減をすることを決めました。

この借金は総額が約100万円となっており、返済額が大きいだけでなく母数も大きい額でしたので、返済を細かくしながら長く付き合っていこうと考えました。

結果、楽天銀行カードローンの申し込み審査は通過し、150万円を借り入れ「¥2万/月」まで返済額を軽減することができました。100万円は借り換えに、残りは奨学金の返済に充当しました。

現在、返済は¥2万円/月で、利息が含まれている為、実質的な元金返済額は¥1万程になります。

しかし、1点計算外な事象がありました。

営業という仕事柄、付き合いが増えてしまい借金の返済が遅々としてしか進んでいないことです。

どれだけ節約しても、どうしても不要な出費が増えてしまうことが、現在の生活に置いて重い制約を貸すこととなってしまっています。

2017年5月時点で元金は140万円。利息は年10%となっています。

このままでは返済はあまりにも気が遠いことになってしまう為、ボーナスなども充当する予定です。

最近では、副業として「ランサーズ」や「CROWDWORKS」等のクラウドソーシングで仕事を行い、小遣い稼ぎをするようにしております。この方法は、数百円単位の少額から数万単位の大きな仕事まで幅広く行える利点が大きく、その意味で大変魅力的な収入源となっています。

このように返済は確かに楽にはなりました。しかし、1点後悔していることがどうしても残ります。

それは、利率が増えてしまい「返済総額」は増えてしまった、ということです。

おそらく今回契約した所以外で利率の低いローン会社もあったと思います。しかし、早く楽になりたい一心でその点の調査を怠ってしまったことが、大きな失敗であったことは間違いありません。

しかし、現状の負担はこのまま受け入れて完済することに決めました。

「過払金請求」や「自己破産」などは考えておりません。

理由としては、「返済の目処」が立つようになったことです。

現在の会社は残業代を含めて手取で30万円前後となり、返済が楽ではありませんが苦になる額でも決してないところまで経済状況が回復していることです。

このまま行けば5年以内には、おおよその返済目処がたち、30代の内にクリーンにすることができると判断しました。

その為、このローンはこのまま頑張ってみようと思います。

しかし、この体験談をお読みの皆様にはくれぐれも注意していただきたいのは、「完済までの計画」があまりにあやふやな場合、「おまとめローン」や「借り換えローン」は安易に選んではいけません。

私がそうであったように、返済額が増えてしまうなどの副作用もあります。

また、返済が楽になることで減ってもいない借金が減ったような錯覚に陥りやすくなり、我慢が聞かない人は新たな借金を作ってしまいかねません。

「おまとめ」「借り換え」などのローンを作る人は、「過払金請求」や「自己破産」などを行わずとも、返済計画をスムーズに遂行できる人だけが行える返済方法と考えていますので、各自の「お財布状況」をよく見極めながら決断していっていただきたいです。