過払い金

レイクの過払い金請求いくら戻る?デメリットは?特徴と対策・費用と期間

レイクに過払い金請求をお考えの方、レイクに過払い金請求するときにデメリットはないか、あるとすればどう回避したらいいか、気になっていませんか?レイクに過払い金請求する基本的な流れと共に、気を付けなければいけない注意点やリスクもまとめました。レイクから過払い金を取り戻したいと思っている人は必見です。レイクに過払い金請求するときの参考にしてください。

レイクの過払い金請求の特徴

  • 新生銀行グループで経営状況は安定している
  • 過払い金請求への対応はスムーズ
  • 過払い金の返還期間は比較的早い

「レイク」は現在までの間にブランド名を残したまま何度か社名が変わり、今は新生銀行グループに属する「新生フィナンシャル」という会社名で、銀行カードローンのサービスとなっています。古くは「ほのぼのレイク」の愛称で親しまれたレイクですが、現在は新生銀行カードローンのレイクに生まれ変わりました。

旧コーエークレジット →合併の影響で請求先はレイク
旧GEコンシューマーファイナンス →請求先はレイク
新生銀行カードローン →最近の新規カードローンには過払い金は発生しません

旧コーエークレジット(レイクと合併)の契約がある場合、旧コーエークレジット過払い金はレイクへ請求できます。また純粋なレイク過払い金と旧コーエークレジット過払い金が発生した場合は、2口分を合算してレイクに請求します。

レイクは2007年12月2日まで、グレーゾーン金利という利息制限法を超える利率で取引をおこなっていました。過去にレイクを利用したことがある方は過払い金が発生している可能性があります。逆にいうと2007年12月2日以降に新規で借入れを開始している場合には過払い金が発生する可能性は低くなります。

新生銀行グループで経営状況は安定しているため、資金面での懸念は少ないレイク。レイクの過払い金請求への対応は、以前は消費者金融業者の中でも一番スムーズでした。しかし2014年に日本GEとの損失補償契約が終了したことにより状況は悪化しています。話し合いのみの交渉では満額回収はむずかしくなりました。レイクから過払い金を満額回収したいと思ったら裁判所を通したほうが確実です。

レイクに過払い金請求してから過払い金が返還されるまでの期間と回収率の目安

レイクの過払い金請求を弁護士・司法書士に依頼した場合

話し合いによる交渉(任意交渉)の場合

回収率の目安

80~90%

返還されるまでの期間

2か月

裁判した場合

回収率の目安

100%+過払い利息5%

返還されるまでの期間

3~5ヶ月

自分でレイクに過払い金請求した場合

個人で請求すると5割から7割程度の和解案になり、利息分も無視されてしまうので、弁護士や司法書士など専門家に相談したほうが回収率は高くなるといえます。

レイクに過払い金請求するデメリットとメリット

レイクに完済していて過払い金請求する場合のデメリットとメリット

レイクに完済していて過払い金請求する場合のデメリット

  • レイクから借りられなくなる

レイクに過払い金請求をすると、レイクのカードが「解約」となり利用できなくなります。つまりレイクから新たに借入れができなくなります。ただし、完済後の過払い金請求であれば信用情報(いわゆるブラックリスト)に影響はないので、レイク以外の貸金業者からは借入れができ、クレジットカードも持つことができますのでご安心ください。

レイクに完済していて過払い金請求する場合のメリット

  • レイクからお金が戻ってくる

完済後、レイクに過払い金請求する一番のメリットは、レイクからお金が戻ってくるということです。完済後であれば信用情報(いわゆるブラックリスト)に影響はないので、完済したあとレイクに過払い金請求するデメリットはほぼないといえます。レイクに完済している人は安心して過払い金請求しましょう。

レイクに返済中で過払い金請求するデメリットとメリット

レイクに返済中で過払い金請求するデメリット

  • レイクに借金が残った場合、ブラックリストにのる

返済中に過払い金請求した場合で借金が残ると「債務整理(任意整理)」という扱いになるので信用情報(ブラックリスト)にのることになります。ブラックリストにのるとその後一定期間は新たな借入れができません。クレジットカードの審査やローンの審査にも影響があります。

この場合、ブラックリストにのる期間は5年程度といわれています。5年間は現金払いの生活をしましょう。

レイクに返済中の状態で過払い金請求したとしても、過払い金で残りの借金が完済できればブラックリストにのることはありません。

過払い金がいくら発生しているか、事前に調べることもできます。レイクから取引履歴を取り寄せて、利息の引き直し計算をすれば過払い金の金額が出るので、自分で計算することもできます。または、無料で過払い金の調査をしてくれる司法書士や弁護士事務所もあるので探して相談しましょう。

レイクに返済中で過払い金請求するメリット

  • レイクの借金が減り、完済に近づく
  • 過払い金が多かった場合、レイクの借金が完済して余った分は手元に戻ってくる

レイクに返済中で過払い金請求する一番のメリットは、借金が減ることです。過払い金が残りの借金額より多かった場合、借金はゼロになり、余った分は手元に戻ってきます。

レイクに返済中で毎月の返済がきびしい状況の方は、返済中でも過払い金請求を検討しましょう。

レイクの過払い金請求を弁護士・司法書士に依頼する場合のデメリットとメリット

レイクの過払い金請求を弁護士・司法書士に依頼する場合のデメリット

  • 弁護士・司法書士に払う費用がかかる
  • 悪徳な弁護士や司法書士もいるので注意

過払い金請求を弁護士や司法書士に依頼した場合、当然のことながら費用が発生します。通常、過払い金請求の専門家費用は「成功報酬」というもので、取り戻した過払い金の20~25%を成功報酬として払うのが相場となっています。

また、気を付けなければならないのが、事務所選びを間違えないことです。なかには依頼者の過払い金を着服してしまうような悪徳な弁護士や司法書士がいることも事実です。最近の事例では、相談者が正式に依頼しなかったにも関わらずそのあと本人に黙って勝手に過払い金請求をし、過払い金を着服していた事務所がありました。

また、弁護士や司法書士の業務は多岐にわたるので、すべての弁護士・司法書士が過払い金請求を得意とするわけではありません。過払い金請求に慣れていない弁護士や司法書士に依頼してしまうと過払い金の額に差が出ます。取り戻せる過払い金の額が少なくなってしまうというデメリットがあります。

CMをガンガンやっているような大手の事務所がいいかというとそうではありません。実は他よりも料金が高いというデメリットに気づかないで依頼してしまったり、大量に案件を受けているため依頼者をほったらかしで連絡を怠ったり、少額だと対応が悪いなどのデメリットも考えられます。

悪徳事務所に引っかかってしまうデメリットを避けるためには、無料相談の時点で疑問に思ったことはすべて質問しましょう。過払い金請求のデメリットも含めてすべてを話してくれる事務所がいい事務所です。

レイクの過払い金請求を弁護士・司法書士に依頼する場合のメリット

  • 面倒な手続きをすべて代理でやってもらえるので時間や手間がかからない
  • より多くの過払い金を取り戻せる可能性が高い
  • 家族に内緒で手続きできる
  • レイクに返済中の場合、督促がストップする

レイクの過払い金請求を弁護士や司法書士に依頼するメリットは、まず、手続きのすべてを代理でやってもらえるので苦労しなくても過払い金が取り戻せることです。法律の専門家なので、自分でレイクに交渉するよりもより多くの過払い金を取り戻せる確率も高くなります。過払い金請求の経験が豊富でレイクの出方を知っている弁護士や司法書士が交渉するほうが有利です。

自分で過払い金請求をするとなると直接レイクから自宅に書類が届きますし、裁判ともなれば裁判所からの書類も自宅に届くことになります。同居している家族に借金していたことを内緒にしている人は、過払い金請求の手続きがバレることで借金がバレてしまうというデメリットがありますが、専門家に依頼すればこれを防げます。

また、レイクに返済中の人は、弁護士や司法書士に介入してもらうことでレイクからの督促が一旦ストップします。毎月の返済に困っている人にとっては大きなメリットです。

自分でレイクに過払い金請求するデメリットとメリット

自分でレイクに過払い金請求するデメリット

  • 時間と手間がかかる
  • 不当に低い額で和解を迫られる可能性がある
  • 家族にバレる可能性がある
  • 返済中の人は借金の督促がストップしない

レイクの過払い金請求を自分でやるデメリットは、すべての手続きを一人でやらなければならないので時間と手間がかかることです。その上、交渉に慣れていない個人が相手だと、かなり低い金額を提示され和解を迫られることがあります。「5割ならすぐ返還できますがどうですか?」といった感じです。いちど和解してしまうと後で後悔しても覆せないので、慎重に交渉する必要があります。また、自分で過払い金請求して失敗しないためにはレイクの過払い金請求の対応もよく知っておく必要があります。

自分でレイクに過払い金請求するメリット

  • 専門家に払う費用が不要

自分でレイクに過払い金請求する一番のメリットは、弁護士や司法書士に依頼した場合の費用がカットできることです。自分でレイクと直接交渉する勇気があれば、自分で過払い金請求することもできます。まずはどこまで取り戻したいか決めましょう。満額回収しようとお考えなら、裁判を検討することも必要です。

レイク特有の過払い金請求のデメリットと注意点

レイク取引履歴の未開示問題

1993年(平成5年)以前からレイクと取引があった方が対象になりますが、1993年以前の取引履歴は開示されません。レイク側の説明によると1993年以前の取引履歴は破棄してしまったとのことです。裁判を起こしてもレイク側は「ないものはない」として開示に応じません。ただし最近は1990年~1993年に期間に関して参考情報なるものを開示してくるようになりました。

未開示部分の過払い金もきっちり請求したい場合には、推定計算と呼ばれる特殊な計算方法で対応することもありますが、基本的にレイク側はこれを認めないので、裁判所の判断に委ねることになります。古くからレイクと取引がある人は弁護士や司法書士に任せた方がよいかもしれません。

「取引の分断」を主張してくる

「取引の分断」とは、一度レイクに借りて完済したあと、次の借入れまでに空白期間がある場合をいいます。

例えば
第1取引:1998年開始~2003年全額返済
第2取引:2005年開始~2012年全額完済 (その後取引なし)

この場合、1の取引と2の取引を、ひとつの取引として考えるのか(一連計算)、別々と考えるのか(個別計算)で過払い金の計算が変わってきます。

レイクは1回目と2回目のキャッシングを別契約(取引の分断)だと主張してきます。例のように1回目の取引の完済時点から10年以上経過している場合、すでに時効が成立しているとして、返還に応じようとしません。このような場合、裁判で争う争点となります。

レイクとは

レイクは現在、新生銀行グループに所属する銀行カードローンのサービスです。2008年に新生銀行に買収されるまでは外資系大手のGE(ジェネラル・エレクトリック)の金融部門が展開する消費者金融サービスでした。

レイクの過払い金請求の対応は、以前は消費者金融業者の中でも一番よかったのですが2014年に日本GEとの損失補償契約を終了したことにより和解交渉で減額をしてくるようになりました。現在のところ、話し合いだけの交渉だけだと過払い金の満額を回収するのはむずかしい消費者金融です。

レイクの会社概要

商号 新生フィナンシャル株式会社
本社所在地 東京都千代田区鍛冶町一丁目7番7号 スワン東京ビル
資本金 915億1,815万282円
貸金業者登録番号 関東財務局長(6)第01024号
関連 シンキ、アプラスフィナンシャル、新生カード、GEコンシューマーファイナンス(旧社名)