自分の貯蓄額が把握出来なくなってきて、とにかくあるお金は全部市場に投じて行き、ついには貯蓄も無くなり、市場にポジションを持っている分しかお金が無くなっていきました。そこからは借金で多重債務状態になって、返済のやりくりで苦しむ流れにはいっていきました。
株式取引や通貨取引によって借金生活へ
副収入が欲しい事もあり株取り引きを始めた頃は損失も時々出しながらも、基本的にはプラス利益を叩き出していました。
もう少し利益を出そうと良くばった所で大きな含み損を抱えてしまい、そこからナンピン買いをする為に少し消費者金融から借金を行いました。この時はこのナンピン買いが功を奏して利益に結び付ける事が出来たのですが、その辺りから含み損をかかえた時に借金してナンピンで取り戻すような流れが出来てしまいました。
また同時に通貨取引も小額資金で行うようになってきて、ハイレバレッジで統計時にギャンブル取引をする事が生活の流れとして組み込まれていき、常に市場のチェックばかりしていました。
当時はまだスマホではなく、ガラケーを使って株取り引きをする事が主体だったので、仕事中によくガラケーを弄って取引を行っていました。
貯金を切り崩す事はなるべく避けていましたが、やはりそういう生活を送っていると貯金を切り崩す時期が来て、定期預金も解約して市場にお金に投入していきました。
通貨取引は規制がかかっていなかった時期ですから、現在だと25倍までのレバレッジしかかけれませんが、400倍の取引で一勝負かけた時に、300万円程数分で飛ばしてしまった事もあります。
自分の貯蓄額が把握出来なくなってきて、とにかくあるお金は全部市場に投じて行き、ついには貯蓄も無くなり、市場にポジションを持っている分しかお金が無くなっていきました、そこからは借金で多重債務状態になって、返済のやりくりで苦しむ流れにはいっていきました。
当時の有名な消費者金融で借入を行いました
最初はアコムから始まり、アイフル、プロミスと増えていき、一番大きな時は合計で200万円を超えていた時期もありますが、大体一社あたり50万程度ある状態でした。
常にお金の出入りが激しくて、キチンと把握して使っていない状態です。とにかく困った時になるとボーナスで補填したり、生活費を切り詰めて一旦返済を軽くして、また借入を行うという感じです。悪い感覚も無く、ただ返済がキツいと感じた時に初めて借金しているという実感が湧く感覚でした。
借金に対する感覚は非常に軽い感覚であり、その融資可能枠が自分の貯蓄額という錯覚がありました。
借金というよりもただの貯蓄であり、自分には使い権利があるものだという感覚です。なので借金への抵抗は使い始めると何も無かったように思います。欲しいモノがあって現金が無ければ融資可能枠から引き出せば良いと考えがあり、借金する事が自然な流れという風になっていました。
定期的な切り詰める生活
借金で苦しくなるのは大体三社目辺りの融資枠が限界に来る頃です。
その頃になると利息負担額が大きくなる実感が湧いてきて、ボーナスで一社分は完済させて、二社分を給料を切り詰めながら減らしていくという感じです。
そして再び借金しつつ投資を行うという感じで、投資依存症という感じでした。ですから生活が苦しくなる時期と、通常に戻る時期というのを繰り返しており、常に完済させるという事が無かったです。クレジットのリボ払いのように気もつかずに利息を払い続けるような感じです。
ただし、限度枠一杯まで借りた所で大きな勝負に出て、さらに負債を背負ってしまった時もあり、返済が遅れて会社に電話があったりする事もあり、会社にバレるのは不味いという危機感はありました。周りにこういう生活をしている事は知られたくないという事は思いました。
実生活は食生活も乱れて、服装も気を使わず、とにかく投じたお金が増えたり減ったりとい事に快感があり、借金返済で苦しい時はこのお金を投資に回したいという意味での苦しみがありました。
食生活は独身時代はコンビニやチェーン店主体であり、借金がある時も減っている時も変わり無かったですが、やはり返済主体の生活になる時は、知人と居酒屋に行ったり遊びに行く事は減っていました。
借金がある時でも購入資金が低いボロ株に投じたり、通貨でも南アフリカランド円を1枚だけ保有したりと、そういう意味では借金時に取引対象が変わるという感じで、完全に依存症状態です。お金が少ないと少ないなりに取引を行なおうとして常にポジションを持ちたがっていました。
取引代が利息で消えるのは勿体ないと完済を決意
当たり前の事ですが、借金の利息負担額を払う事は勿体ないです。
常に借金が増えたり減ったりの状態なので終始利息を払っている状態が何年もありました。
そのお金の分で投資資金に回さないのは馬鹿げていると考えるようになり、完済を目指していくようになりました。借金している時にはあまり計算していなかったのですが、冷静になって計算すると相当無駄に利息を払っていると感じて、そこからは一旦借入件数を減らしていき、なるべく完済に向かわせようとして、一旦借金をリセットする事を決意しました。
完済させるまでに一年位借金を新しくしないという時期もあり、とにかく給料が入ると優先的に返済に回して、ボーナスは殆ど返済に回しました。
しかし、こんな時期でも通貨取引の雇用統計時にはボーナスの半分程投じて遊んではいました。
借金解決の為に投資自粛と返済に集中
新しい借金を作ってしまうと結局利息が発生しますから、一旦減らして行く事に集中しました。生活費をなるべく切り詰めて返済に重点を置く生活をし、一社づつ完済させていきました。特に返済手法について調べる事なく粛々と返済期日までに返していっていたのですが、後で知った事ですが複数社の借金を抱えた多重債務状態の時は、一社に纏めたら利息負担が小さくなると知りました。
ただし、そういったおまとめ借り換えを使う機会もなく、早く調べておけば利用したかもしれないです。金利を下げて利息負担が小さくなるというサービスは非常に良いものと感じます。
借金返済を行ってしまうと、借金時の事は頭には無いですし、そもそも借金を行っていた時期のお金の出入りなんて把握しているはずもないです。ただし、2009年辺りに払い過ぎた借金の利息は返してもらえる可能性があるという事をニュースで聞き、それとなく返って来るのかもと意識はしていました。
ただしその時にすぐに弁護士に調べてもらおうとしたわけでなく、後々知人が過払い請求で数十万程返ってきたという話をしていたので、自分も長期間利用していたのでおそらく返って来ると思い、ネット等で過払いの事を調べて事務所に相談しにいきました。
近所の事務所に過払いの相談に
知人の過払い請求でお金を取り戻した話を聞いて、近所にあった弁護士事務所に行ってチェックしてもらいました。最初は取り戻せても面倒かなと思って戸惑っていましたが、数十万単位でお金が返ってくる可能性があるという事で相談にいく事にしました。
計画性の無いズサンな人間ですからそれまでの借金履歴はよく解って無かったですが、ズサンな分返済時の書類等を1つの袋に適当に入れていたので、履歴がキチンと残っていたのもあり話はスムーズでした。
正直ルールも未だによく解らないですし、何がどうなって何を返してくれるのかは専門家任せという感じでした。
専門家の方も丁寧に説明してくれましたが、あまり頭に入らなかったです。
選んだ理由は近所にある事、特に評判が良いとか悪いはどうでも良く、数十万単位でお金が返って来るなら誰でもいいという感覚でしたから、近所という以外の理由は何も無いです、近所にその事務所が無ければ別の所に頼んでいたでしょう。
いずれにしても、ルールの説明もキチンとしてくれましたし、取り戻す時の手数料の説明等もありました。とにかく相場も知らなかったですし頷いているだけでした。
専門家の対応は非常に良い感じでした
こういった弁護士への相談を行う事は初めてだったので、多少緊張しましたが、弁護士の方も自分のように過払い金請求の相談に来る人は結構居るという事を言ってくれて、手順等も説明してくれたので気持ちも解れました。
もっと難しい専門的な説明ばかりと思っていましたが、その時はこちら解るように説明をしてくれて安心出来ました。ただ、過払い金のルールに関しては深く解っていないですし、とにかく任せるしかないという感覚でした。
とにかく説明は丁寧にしてくれましたし、その瞬間は何となく理解していました。過払い金が発生する仕組みや、自分のように長期に渡って00年代の初めの頃から消費者金融を利用している場合は殆どの場合に取り戻せると言う事、注意したいのはある業者では破綻したので取り戻せる金額が少ないとか聞きましたが、自分はその業者に関わっていなかったので問題も無かったです。
依頼してから進捗状況等はその都度連絡をくれて丁寧に説明してくれましたし、面談時もいつも良い感じで対応してくれました。
大体こういったものは4か月から6か月程度かかるのが相場という事も聞いており、自分の場合は6か月近くかかった感じです。
書類が揃っていましたし、交渉時に何かトラブルが起こる事もありませんでしたし、円滑に進んでいったと感じます。自分も変換される事は半分期待してないような感じでしたから、気楽に気長に待っていました。というよりも半分忘れて待っていたような時期もあります。専門知識が無くても専門家に任せておけば大丈夫ですし、丁寧に説明してくれる所を選べば問題無いでしょう。
過払い金請求で発生したお金について
過払い金請求で返って来る金額が合計で90万円程でした。そこから弁護士に支払う金額が相場で2割程との事で、他にも細かい要素は忘れたのですが19万円程支払ったと記憶しています。
ですから結果的に70万円程が返って来たという事になり、何か儲かった気分になりました。返って来るという想定が無かったお金が手元に入ると、不思議とボーナスが入ったような感情になり、非常に嬉しいので勢いで高級な美味しいものを食べにいきましたし、その後は結局また株と通貨取引の種銭へと変わっていきました。
金利の決まりが変わって利息負担が大きかった頃に借金を行っていた人は、調べてみると変換される可能性が高いですし、借金が長期化していたような方は一度専門家に相談に乗ってもらう事も望ましいです。
これはキチンとしたルールのようですから、権利を主張出来ますし、権利行使しているだけです。なにか業者からお金をむしり取るような感覚もありますが、そこはむしり取るのとは違いますから、遠慮せずに請求する事が望ましいです。取られすぎた利息を返してもらうだけの事です。
依頼前は不透明だった過払い金請求
依頼する前は本当にお金が返って来るのか不安でした、そもそも知識も無いですし、知識が無い状態で依頼しても良いのかと不安がありましたが、その辺りは専門家が客観的に判断して説明してくれますし、説明を受ける事で不安を無くすことが出来ました。
こういうルールがある事自体知らなかったですし、ニュース等で聞くだけでは自分が該当していると若干思っても、行動に移す事は難しいかったですが、自分の場合は知人の例があった事もあり行動に移す事が出来ました。
結局知識が無ければ知識を持った人に頼る事が望ましいですし、個人的にでも過払い金請求は出来るようですが、知識が無ければ負担も大きくなるので専門の方に任せる事が望ましいでしょう。
やはりよく解っている方から生の意見を聞いたり、説明を受ける事で不安や不透明さは消えていくと感じます。
現地点で知識が無い方でも専門家に頼る事で細部の事は知らないまま過払い金を取り戻せますから、一度相談に乗ってもらう所から入ると良いでしょう。
過払い金請求後の変化について
過払い金請求後の生活は特に変わっていませんが、返還金があった事は嬉しかったです。
現在でも相変わらず投資は行っていますが、前と違う事は借金をして投資資金に回すという事はしていません。自分の種銭の範疇で取引を行っており、ムダな利息は払わないようにしています。
借金生活から解放された事は良かったですし、そもそも借金生活時も緊張感や危機感があまり無かったのですが、やはりお金を借りていない状態というのはスッキリとしたものです。特に投資キャリアも長くなってきて、若干勝てる確率も上がってきましたし、過去の失敗も投資経験を積む為のものと捉えて前向きに頑張りたいです。
別に後ろ向きになる理由は無いですし、取り戻せてラッキーです。
過払い金請求したメリットやデメリットについて
やはり借金が消えてスッキリとしましたし、返還金が入った事もポジティブな要素だと感じています。過払い金を変換してもらった時に専門家の方にアドバイスを受ける事もあり、借金についての注意点や付き合い方、色々な借金例を聞く事が出来たのもメリットと感じます。
デメリットとしては、手続きなどを任せていたのでこちらの負担は小さいですが、不慣れであり若干面倒だった程度の事で、基本的にはメリットの方が大きいと感じています。
過払い金請求後に取り戻した業者から借入が出来なくなる例もありますが、むしろ借金をしない方が良いですし、借金整理出来た後は借金を利用して生活したり、ギャンブルに使わない方が良いので、ポジティブな方向に捉えると良いと感じています。