借金

早期返済は借金問題解決の基本!繰り上げ返済が効果的な理由とその方法

借金完済を早めるには、繰り上げ返済しましょう。

毎月定額で返済していくのも良いですが、定額返済では完済までに何年かかるかわかりません。

返済を続ける生活から抜け出したいなら、繰り上げ返済で早めに返してしまいましょう。

繰り上げ返済で負担を減らせる

借金完済を早めるには、繰り上げ返済しましょう。

繰り上げ返済は、名前の通り予定より繰り上げて借金を返済する仕組みです。繰り上げ返済をすれば、毎月の返済額が減ったり、返済期間が短くなったり、今後の生活が多少楽になります。

実際に繰り上げ返済するとどうなるか試したい場合は、「繰り上げ返済シミュレーション」で計算してみましょう。

繰り上げ返済の種類

繰り上げ返済には4つの方法があります。

  • 全額繰り上げ返済
  • 一部繰り上げ返済
  • 期間短縮型
  • 返済額軽減型

また、「住宅ローン」と「カードローン」では繰り上げ返済の内容が異なります。

必ずしなければいけない返済方法ではありませんが、繰り上げ返済をすれば今後の返済は楽になります。繰り上げ返済の種類や仕組みを知って、効率的に借金を返していきましょう。

全額繰り上げ返済

全額繰り上げ返済は、借り入れ期間中に全額を前倒しで返済する方法です。

一気に借金を完済できるので、利息分のマイナスが発生しません。

ただし、全額前倒しなので大きな収入がなければ難しいです。無理に全額繰り上げ返済しても、生活が苦しくなってしまいます。

なにかしらのきっかけで、大きな収入が入った場合に活用しましょう。

一部繰り上げ返済

一部繰り上げ返済は、借り入れ残高の一部を前倒しで返済する方法です。

返済は元金部分に充てられるので、将来的な利息を減らせます。

一時的な収入が入った際に活用すると良いでしょう。

また、一部繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類あります。

期間短縮型

期間短縮型は、毎月の返済額を変えずに返済期間を短縮する方法です。

期間短縮型返済イメージ

(データ引用元:繰上返済の選択|知るぽると

同じ額で繰り上げ返済しても、時期が早ければ早いほど期間が短縮できます。できるだけ早く完済したいならば、期間短縮型で返済しましょう。

返済額軽減型

返済額軽減型は、返済期間は変わらず、毎月の返済額を軽減する方法です。

返済額軽減型イメージ

(データ引用元:繰上返済の選択|知るぽると

毎月の返済負担を減らしたい人は、返済額軽減型で繰り上げ返済すると良いでしょう。ただし返済期間は変わらないので、長く返済を続けなくてはいけません。

カードローンの繰り上げ返済

カードローンの繰り上げ返済は「臨時返済」または「随時返済」と呼びます。通常の返済は「約定返済」です。

約定返済は毎月決められた返済日に決まった返済額を支払いますが、臨時返済はどんなタイミングでも可能、返済額も自由に決められます。また、臨時返済はすべて元金に充てられ、利息分はかかりません。

カードローンの利息は元金をベースとして算出されるので、元金が減れば利息が減り、利息が減れば、結果的に支払総額を抑えられるのです。

ただし注意しておきたいのが、次月の約定返済。

「臨時返済をすれば、次月の約定返済はしなくて良いのでは?」と勘違いする人がいます。しかし、約定返済と臨時返済は別扱いです。

臨時返済したからといって、約定返済はなくなりません。

繰り上げ返済のメリット

繰り上げ返済のメリットは主に「利息軽減」と「返済期間の短縮」の2つです。

毎月定額で借金を返済している人には、大きなメリットでしょう。

また、利息軽減や返済期間の短縮によって精神的な余裕が生まれます。毎月数十年先まで続く借金を返し続けるのは、精神的に辛く感じるでしょう。

少し返済の目処が変わるだけでも、毎月のストレスは軽減されます。現在精神的に追い詰められてる人は、繰り上げ返済のメリットを強く感じるのではないでしょうか。

利息軽減

繰り上げ返済で得られる最大のメリットは利息軽減です。とくに住宅ローンは、利息だけでかなりの額になります。

仮に以下の条件で計算してみましょう。

  • 借入金額3,000万円
  • 返済期間35年
  • 金利1.2%

この場合、利息だけで675万円です。

利息だけで一般成人男性の年収を軽く超えてしまいます。利息軽減を考えるならば、繰り上げ返済は有効な手段でしょう。

返済期間の短縮

繰り上げ返済をおこなえば、返済期間の短縮が可能です。

仮に25歳で返済期間35年の場合、60歳まで返済しなければいけません。35年も返済に追われるのは、精神的負担もかかるでしょう。

繰り上げ返済をおこなえば、1年~2年は返済期間を短縮できます。少しでも早く完済したいなら、繰り上げ返済を利用しましょう。

繰り上げ返済のデメリット

繰り上げ返済はメリットだけではありません。

繰り上げ返済は、あくまで支払い予定だった金額を先に支払うことで、利息軽減や期間短縮のメリットを得られます。

一時的な収入や昇給など、金銭的に余裕ができたか時におこなう方法です。家計が苦しいのに、無理して繰り上げ返済をする必要はありません。

無理な繰り上げ返済は、デメリットにつながります。

生活が困難になる可能性

繰り上げ返済を無理に行うと、手元にお金がなくなってしまいます。

お金に余裕がない状態で繰り上げ返済をして、最終的に生活が苦しくなるケースは珍しくありません。

完済するために繰り上げ返済、繰り上げ返済で余裕がなくなり借金、となってしまうと本末転倒です。繰り上げ返済をする時は、あくまで収入に余裕がある時だけにしましょう。

住宅ローン控除額の減額

住宅ローンの場合、住宅ローン控除を受け取れます。住宅ローン控除は、返済期間が10年以上の場合に受けられる控除です。

例えば年末のローンが3,000万円以上ある場合、住宅ローンの控除率が1%適用され、おさめた税金から30万円戻ってきます。しかし、繰り上げ返済してしまうと控除額が減る可能性があり、手元にお金を残しづらくなるでしょう。

金利や借入金額によっても異なるので、住宅ローンと繰り上げ返済どちらを優先するべきかは、状況次第です。

また、住宅ローン控除額は新築物件か中古物件によっても変わってきます。

住宅ローン控除の種類

住宅ローン控除は主に3つの区分があります。

一般住宅 認定住宅・中古住宅に該当しない住宅
認定住宅 1.長期優良住宅の普及の促進に関する法律に規定する認定長期優良住宅
2.都市の低炭素化の促進に関する法律に規定する低炭素建築物又は低炭素建築物とみなされる特定建築物
中古住宅 1.経過年数基準
建築された日から購入の日までの期間が 20 年(マンションなどの耐火建 築物については 25 年)以内であること
2.耐震基準
地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずる ものに適合することが購入の日前2年以内に証明されているもの

(データ引用元:住宅借入金特別控除を受けられる方へ|国税庁

上記を満たしていない場合、住宅ローン控除は受けられません。

繰り上げ返済は無理せず計画的に

繰り上げ返済は、借金完済に向けた方法としてとても効果的です。

しかし、必ずしも繰り上げ返済をした方が良いとは限りません。生活を切り詰めてまで繰り上げ返済をおこなう必要はないので、余裕がある時に繰り上げ返済を考えてみましょう。