当時、引越し費用がかさみ、その補てんの為に借入れを行いました。
初回申し込みで50万枠をもらい、30万ほど借入れしました。
引っ越し費用が予想以上にかかり、借金生活の始まり
当時、引越し費用がかさみ、その補てんの為に借入れを行いました。
初回申し込みで50万枠をもらい、30万ほど借入れしました。
借金が減らない!
毎月1万円程度の返済であった為、特に辛いということはありませんでしたが、返済よりも元金が減らない事に苦痛を感じていました。
毎月、遅れずに返済していたある時、アコムから電話で増枠することで金利の値下げがATMで直ぐできるように手配したと言われ、金利が下がるのであれば良いと考えたので、ATMで手続き後に金利が3%落とせました。
この時、枠は80万の金利が26%でした。
このまま順調に返して行けば良かったのですが、月々の返済額を楽観視してしまい、趣味の車のカスタム費用捻出で、上限の80万まで借入れしてしまいました。そのころから、毎月の返済もきつめになってきました。
虚しい借金生活
しばらくの間、返済額が変わらず、外食等を極力抑え、返済金の捻出をしていました。まだ年齢的にも20代で、収入も多くなく、月収の1割が確実に消えて行きましたので、辛いを通り越し、虚しさしか、ありませんでした。
何の為に働いているのだろうかと。
とにかく二度と追加借入れをしないよう心がけ、6年ほどで完済しました。本当に長かったです。
完済後は「過払い金請求」出来ないと思っていたが・・・
借金の事が頭から離れ、普通の暮らしに戻ってから、世間では過払い請求がピークを迎えておりました。無知だった私は、完済後に過払い請求ができないと思っていたところ、出来るという情報を電車の広告で見たので、方法を調べると、専門家に任せることが得策であることを知りました。
過払い金請求について司法書士事務所に相談
私の場合、最終的には司法書士に依頼しました。
司法書士事務所に訪問し事情を伝えると、完済後であった為、完全に強気に出れるから、安心して返金を待つよう言われた時、専門家に相談して良かったと実感しました。
また、依頼した事務所は、かなりの実績数もあったので、適切な表現ではないかもしれませんが、相手も安易な交渉はしないだろうと、2重の安心感がありました。
過払い金返金額が45万も戻ってきた!
手数料は15万ほどで、戻ってきた額が45万円でした。想像以上に戻ってきて驚きました。戻ってきた額の21%が手数料でしたが、元々、無いものが返ってくるぐらいなら安いものと思えましたので、高いとは思っていませんでしたし、他の専門家と比べても良心的だと思っています。
借金完済後の過払い金請求な為、ブラックリストに乗らない!
依頼前の不安は、過払い請求による個人情報でブラック化しないかという点です。しかし、私の場合は完済で解約していた為、個人情報には確実に載らないと言われ、安心できました。
また注意点として言われたのは、アコムがバックで審査しているケースがあるローンの場合、今後の取引は難しいだろうと言われました。
言われた時はピンときませんでしたが、今は銀行系なので、裏方として審査している商品のローンは、もう組めないと考えなければならないのは、仕方が無い事だと考えています。
過払い金請求で戻ったお金は家族旅行に!
過払い請求で戻ってきた返還金は、家族旅行で使ってしまいましたが、返済時にこれだけの大金があれば、どんなに楽であったかと考えると、自分の浅はかさを痛感しました。
過払金返金額が当初の6割から8割まで返金!
過払い金請求をして良かったと考えていますが、引き直し計算による満額が返ってきていないのは、不満でした。先方は、約8割なら和解できると言ってきたのですが、満額請求になると司法書士より訴訟を起こさなければならないと言われ、その際は追加費用が発生し、かつ、和解自体も長期化するというデメリットばかりでしたので、戻ってこない2割は諦めて、和解に至りました。
どの業者も満額返金は、ほぼ無いと司法書士から聞きました。消費者金融側も、これなら妥協して和解するだろうと考え提示してくるようです。
ただ、幸いにも私の場合は、当初6割程度でしか和解が難しいという業者に対し、8割まで粘り勝ちして頂いたので、非常に感謝しています。
今後の借金事情について
以前は金利のグレーゾーンというものがあり、未だに過払い金請求は行われているようですが、今後、この過払い金請求の方向は変化してくるような気がしています。
個人的な主観ですが、消費者金融系は年収の3分の1が借入れ上限となっている法律でありながら、その抜け道のようになっている銀行系ローンでは借入れ上限の規制が未だ無い為、今後、上限が無いことによる課題が表面化する気がしています。
当然ながら銀行系ローンの審査は厳しめですが、金利の低さは非常に魅力的です。しかしながら過払い金は発生しない範囲ですので、銀行系ローンで問題が出てき始めてきたら、消費者金融同様、借入れ上限に見直しが入る日が来るかもしれません。
いずれにしても、お金が借りれなくなることを恐れるのではなく、お金が必要であるならばこそ、どうやって稼いでいくかを考えるべきだと思います。
多くのサラリーマンは副業が禁止されていますが、そこでお金の調達先として借りるという選択肢だけだと、きっと限界が訪れてしまうので、日々の金銭管理から見直し、借りない方法を考えるべきではないでしょうか。